【MLB】公式サイトもダルビッシュ有を絶賛 今季6勝目は「アンタッチャブルな存在になった」

今季6勝目を挙げたパドレス・ダルビッシュ有 (C)Getty Images

サンディエゴ・パドレスダルビッシュ有が13日(日本時間14日)、敵地でのシカゴ・カブス戦に先発。今季最長の8回を投げ切り、5安打1失点で6勝目(3敗)を挙げた。雷雨と竜巻警報のため、試合開始が1時間25分遅れたが、そんな厳しい条件下でも安定感のある投球を披露。4ー1で勝利し、連敗を2で止めたパドレスは、ナ・リーグ西地区首位ロサンゼルス・ドジャースにゲーム差無しに迫った。

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■竜巻警報で試合開始は1時間25分遅れ

パドレスがバッティング練習を始めた15時30分頃、リグレーフィールドの空模様が急変。青空が灰色になり、雲行きが怪しくなった。選手たちは練習を取りやめ、ベンチ裏に下がり、グラウンドには防水シートが敷かれた。その数分後、竜巻警報を告げるサイレンが鳴り響き、ファンはコンコースに非難するように指示された。

それでもダルビッシュは、泰然自若。誰もいないグラウンドに一人残ってランニングやストレッチを繰り返し、登板前の調整をしていた。これを見た米地元紙「サンディエゴ・ユニオン・トリビューン」のケビン・エイシー記者は「ユウ・ダルビッシュは、シカゴで唯一避難していない人だ」とつづり、黙々とトレーニングする映像とともに投稿した。結局、1時間近くサイレンは鳴り続け、当初の予定時刻より1時間25分遅れで試合は始まった。

ダルビッシュは初回、2死一、三塁のピンチを招いたが、5番パトリック・ウィズダムを中直に仕留めて切り抜けた。2回には、これまで通算8打数4安打と相性の悪いヤン・ゴームズに先制ソロを許したものの、それ以降はカブス打線を圧倒した。一方、味方打線は3回、ジェイク・クロネンワースの適時打で追い付くと、8回にもマニー・マチャドの適時打、エリク・ホスマーの2点二塁打で勝ち越しに成功し、ダルビッシュを援護した。

■107球で今季初めて8回を投げ切る

しかし、その裏、2死一、三塁とされ、打席には3番イアン・ハップ。最大のピンチを迎えたパドレスは、ライアン・フラハティ監督代行がマウンドに向かったが、続投を選択。託されたダルビッシュは、1ボール2ストライクから最後はスプリットで空振り三振を奪うと、マウンド上で雄叫びを2度上げた。尻上がりに調子を上げたダルビッシュは結局、古巣相手に今季初めて8回を投げ切り、今季6勝目。107球を投げて5安打7奪三振1死球1失点にまとめ、防御率は3.35となった。

ダルビッシュの快投については、相手からも称賛の声が贈られた。「NBC sports CHICAGO」などによると、ハップは「本当に良かった。多彩な球種を投げ分け、バランスを崩さずに良い仕事をした」と話した。デビット・ロス監督は「狙い球を絞り切れず、ポップフライで終わることも多かった。また、変化球で空振りを奪われることも多かった。彼には多彩な持ち球があり、カッターもスプリットも速球もある。緩い球を投げるとき、投げ方を変えることもある」と話し、ボールを自在に操るスタイルに脱帽していた。

MLB公式サイトは、本塁打を打たれた2回以降のダルビッシュを「アンタッチャブルな存在になった」と評価。“ピッチングニンジャ”の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏も「えげつない89マイル(約143キロ)のカッター」とツイッターに投稿していた。

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文・SPREAD編集部


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