【MLB】大谷翔平、トレード・デッドライン迫る 「最終判断はオーナー」と識者の声

エンゼルス・大谷翔平(C)Getty Images

米地元紙『ロサンゼルス・タイムズ』は11日(日本時間12日)、「エンゼルスはトレード期限までにショウヘイ・オオタニをトレードするべきか……専門家の意見を聞く」と題し、記事を掲載。メジャーにおけるGM経験者らに話を聞き、今後の動向について占った。

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■新天地候補が求めるのは長期契約か

2023年シーズン終了後にフリーエージェント(FA)となる大谷翔平。現地8月2日に期限を迎えるトレード市場で動きがあるのか。米地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」は記事の冒頭、「エンゼルスは彼との再契約を目指すのか、それとも最終的にはトレードに傾くのか」と記し、識者の声を紹介している。

シカゴ・カブスで長年スカウトを務めてきたビリー・ブリッツァー氏は、マイク・トラウトと大谷が所属していながら、負けがこんでいる状況(借金11)を踏まえた上で「(トレードも)考慮しなければならない」と指摘。その上で、大谷獲得に動くチームのプランを予測。「トッププロスペクトや有力選手を(大谷の)交換要員としてエンゼルスに供出して、サイン&トレードを行うだろう。彼らは、オオタニがチームの将来の一部であることを確実にしなければいけないし、彼はチームの礎になるのだから」とコメント。つまり、新天地候補は有望株や主力選手をエンゼルスに移籍させ、その代わり大谷には長期契約締結を求めるだろうと見解を示した。

「本当のトレード価値が分からない」

また、ダン・エバンス氏(元ロサンゼルス・ドジャースGM)は「(エンゼルスの)ペリー・ミナシアンGMは球界でもっとも偉大な選手を持っている」と切り出すと、「どんなトレードでも、(二刀流の大谷を獲得すれば)2人の選手を手に入れるようなものだ。現代において、そのようなことは一度も見たことがない。だから、前例はどこにもない。価値という点では、誰も本当のところは分からないんだ」と本音を吐露。金銭面にせよ交換要員にせよ、どのレベルが釣り合うのか見通せないとした。

また、別の元MLB幹部もエバンス氏に同調。以前、ミナシアンGMと一緒に仕事をしたことがあるという同幹部は「オオタニはとてもユニークな存在なので、彼の本当のトレード価値は不明だ」と説明した。

記事は最後、エンゼルスサイドについても言及。「オオタニをトレードに出すことはエンゼルスの再建を助けることになるかもしれないが、FA前に移籍させるかどうかは、ミナシアンGMの判断ではできない。組織全体の決定になる。たとえミナシアンGMがオオタニのトレードを勧めたとしても、オーナーのアート・モレノが認めない可能性は高い」とした。大谷には選手としての価値に加え、グッズ売り上げなど見逃せない商業的価値もある。そのあたりも踏まえ、最終的にはオーナーが判断することになるようだ。

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文・SPREAD編集部


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