【MLB】大谷翔平、6試合連続2桁奪三振の快投に現地記者は「2桁勝利2桁本塁打」よりも”奪三振SHO”に着目

6試合連続2桁奪三振を記録したエンゼルス・大谷翔平(C)Getty Images

ロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平は28日(日本時間29日)、本拠地でのテキサス・レンジャーズ戦に「1番DH・投手」のリアル二刀流でスタメン出場。

◆【実際の映像】大谷翔平、無死満塁のピンチを「3者連続三振」に抑えてガッツポーズ!“奪三振ショー”に本拠地ファンと現地実況も大興奮

ベーブ・ルース以来104年ぶりの「2桁勝利2桁本塁打」の偉業達成を目指してマウンドに上がった大谷は、立ち上がりに3連打を許し無死満塁のピンチを迎えるも後続を圧巻の三者連続三振に仕留めると、2回以降は三振の山を築き、6試合連続2桁奪三振。これは球団記録として1977年にノーラン・ライアンが成し遂げた7試合連続に次ぐ記録となる。

だが、ホームランを含む2失点を許した大谷は、6回を終えたところで降板。6回98球を投げ11奪三振、被安打8の2失点。6敗目を喫した。

打者としては、6回の第3打席と8回の第4打席に、あと少しでホームランという大きな当たりを放つもいずれも捕球され、4打数無安打。自援護できずに終わった。試合は、今日からスタメン復帰したデビッド・フレッチャーの二塁打など、4本の長打が出るもいずれも得点に結びつかず、0ー2で零敗。

■104年ぶりの歴史的偉業に現地は「そっぽ」

地元紙『オレンジカウンティ・レジスター』のジェフ・フレッチャー記者は試合開始直前、ツイッターに「オオタニは今日の先発で、ベーブ・ルース以来『2桁勝利2桁本塁打』の記録を目指しており、日本からのメディアが少し多い。これ(同記録)は、アメリカよりも日本でははるかに大きな関心ごとのようだ」と投稿。

同記者は17日(日本時間18日)に、現地で行われた自身の著書『SHO-TIME』(邦訳:『SHO-TIME 大谷翔平 メジャー120年の歴史を変えた男』)の発売記念イベントを実施。私からの「大谷選手は今季何勝ぐらいできると思うか」という質問に対して、「17勝ぐらいはいけるかもしれない」。日本では、『2桁勝利2桁本塁打』は大きく注目されているようだねと回答。その注目度について理解を示した。

一方、「『2桁勝利2桁本塁打』はアメリカではあまり大きな話題にならないかもしれない。しかし、オオタニ選手が過小評価されていると言うわけではない。ただ、残念ながら『先発で10勝』というのはアメリカでは大した数字ではない」と自身の見解を説明した。

大谷の偉業はまたもお預けになったが、同記録に対する日本メディアの盛り上がりは、現地メディアには異様に映ったようだ。

■メジャー最多、今季9度目の2桁三振を評価

アメリカでは日本ほど『2桁勝利2桁本塁打』は注目されていないものの、現地の各記者が今日の試合で注目したのは大谷の奪三振数だ。

6回、大谷が今日10個目の三振を奪うと、「AP通信」グレッグ・ビチャム記者は、「10奪三振目でオオタニは、ブリュワーズのコービン・バーンズを抜きメジャー最多の今季9度目の2桁三振を記録した」と速報。同記者は続けて、「6試合連続2桁奪三振で、エンゼルスではノーラン・ライアンに次ぐ記録」と紹介。『バリースポーツ・ウェスト』のレポーター、エリカ・ウェストンや『MLB.com』のレット・ボリンジャー記者、『ジ・アスレチック』のサム・ブラム記者らも相次いで同記録の樹立を取り上げた。

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文●澤 良憲(Yoshi Sawa)


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