サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有は2日(日本時間3日)、本拠地ペトコ・パークでコロラド・ロッキーズとのダブルヘッダー初戦に先発登板、6回を投げ被安打6の3失点ながら7奪三振でまとめ、自身5年ぶりとなる2桁勝利となる10勝目を挙げた。
【実際の映像】◆10勝目の権利を得て降板する6回表を三振に切って雄叫びを上げるダルビッシュ有
初回三者凡退で順調な立ち上がりを見せたが2回、先頭打者を四球で歩かせると、5番ランダル・グリチェクに投じた5球目のカットボールをレフト・スタンドに運ばれ2ランを許し先制されると、さらに4回、4番のブランドン・ロジャースに今度は4球目のストレートをバックスクリーンへ叩き込まれソロホームランを喫し3点目を献上した。その後も無死二、三塁とピンチを招いたが、以降三者三振に切って取り、退けた。
4回裏以降、味方打線が爆発。6回まで7点を奪い、5回、6回と無失点で切り抜けたダルビッシュを援護した。パドレス打線はその後も加点し、チームは13―5で快勝。ダルビッシュは2015年以来となる10勝目を手にした。ダルビッシュは今季20試合に登板し、10勝4敗、防御率3.30。メジャー通算89勝となり、日本人投手として野茂英雄以来となる100勝まで残り11としている。
なお、パドレスはワシントン・ナショナルズから今夏トレードの超目玉ファン・ソトを獲得。ダルビッシュにとっても強力な援軍となりそうだ。
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文●SPREAD編集部