一回戦(1)玖村修平vsジャオスアヤイ・ソーデッチャパン
玖村は、『THE MATCH』に出場した玖村将史の兄。元同門の久保優太から称賛されるほどの努力家。その格闘技に対するストイックさで必死に努力し、今年5月のKrushタイトルマッチでは、新美貴士にパンチでの真っ向勝負を挑んで判定勝ち。K-1とKrushに参戦して、初のベルトを腰に巻いた。
筆者が選ぶベストバウトは、やはり今年5月の新美戦だ。
対するジャオスアヤイは、アグレッシブな試合が好まれるムエタイのTVマッチを主戦場に戦ってきたファイター。過去、K-1では4試合戦っており安保璃紅、卜部弘嵩、小澤海斗に勝利している。得意技は飛びヒザ蹴りで、安保戦では1ラウンドでお見舞いしてダウンを奪い、パンチでKO勝利を収めている。
筆者が選ぶベストバウトは、19年11月の卜部戦。フェザー級トーナメントの準決勝で、倒し倒されの激戦を演じた。
▼試合展望
ジャオスアヤイは、カウンターの飛びヒザ蹴り、ハイキックなど蹴りを的確にヒットさせに行くだろう。玖村がいかに蹴りをさばき、距離を詰めてパンチをヒットさせるか。ジャオスアヤイは気の強さが武器でもあるため、削り合いの展開になる可能性が高いとみる。
一回戦(2)軍司泰斗vsファク・スアレス
現役王者の軍司は、K-1アマチュア、甲子園、Krush、K-1と新生K-1のピラミッドのすべてで王者となった、まさに“K-1の申し子”だ。今年2月にはカリスマ・武尊とのエキシビションで拳を交え「これから引っ張って行ってね」と魂を伝承された。「K-1の象徴、顔になりたい」との覚悟でトーナメントに参戦する。
筆者が選ぶベストバウトは、昨年12月王者・椿原龍矢を5度目の決着戦で破り、ベルトを巻いたタイトルマッチだ。
対するスアレスは、K-1初参戦。南米の立ち技格闘技イベント「WGP Kickboxing」を主戦場をするアルゼンチンのファイター。K-1公式サイトによると「多彩なパンチのコンビネーションとローキック、そして打ち合いを好むアグレッシブなファイトスタイル」とのこと。1階級上の「WGP Kickboxing」の-60kgのベルトを巻いたこともある。
「WGP Kickboxing」の-60kgのベルト獲得時の様子が、YouTubeに上がっている。映像で見る限り、ガードを固めて前に出続けるアグレッシブなスタイルを誇り、フックからのストレートやローキックを中心に戦うようだ。
▼試合展望
軍司は上下のパンチの打ち分けが得意。左ジャブで相手の顔面を突き、攻撃を組み立てる。不意打ちの飛びヒザ蹴りやハイキックでダウンを奪う可能性も。スピードでは軍司に分があるようだが、スアレスも頑丈なフィジカルを誇る。スアレスとしては、いかにして距離を詰め、ローキックで軍司を削れるかがカギ。早いラウンドであれば軍司がKOする可能性もあるが、後半になればスアレスの追い上げがあっても不思議ではない。










