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【RIZIN.38】盤石の王者・堀口恭司との“瞬き厳禁”な一戦でも金太郎に勝機あり

【RIZIN.38】盤石の王者・堀口恭司との“瞬き厳禁”な一戦でも金太郎に勝機あり
堀口恭司(C)USA TODAY Sports/ロイター

■試合展開予想、「いつも通り」の金太郎にも勝機あり

序盤はスタンドの攻防を予想。両者とも打撃テクニックには定評がある。堀口はいつも通り、バックボーンの伝統派空手仕込みのステップで動き回り、遠い距離からのワンツー、フックと攻めるだろう。近年の試合で見せるカーフキックは金太郎がサウスポーのため、朝倉海戦ほどの効果を発揮しない可能性もある。一方の金太郎はチャンスを見て、近い距離での打ち合いに持ちこみたいところ。

金太郎が堀口のスピードや距離感に早く適応できるかが勝負の鍵だ。堀口のKOパターンは、相手のパンチを被弾せず、自身の攻撃を相手のアゴに打ち抜きカウンターで決めるシーンが多い。堀口のスピードやパンチの軌道に、金太郎が順応できない場合、早期にKO負けを喫してしまう可能性もある。だが、金太郎が臆せず堀口のカウンターに更なるカウンターを合わせることができれば、一撃で試合をひっくり返してしまう可能性も。金太郎がいつも通りの金太郎を貫けるかが、大きく展開を左右することになるだろう。

寝技の展開になった際は、堀口が優位になる可能性が高いため、金太郎は一発を効かせた場合一気に勝負をかけたいところ。堀口は仮に被弾したとしても、冷静に寝技へ移行し淡々と極めのチャンスを窺う。金太郎はインタビューで「僕も別に何でもできるので、そこで全然勝負します」と全局面での対抗に自信を見せている。それだけにどのような展開となるのか注目したい。いずれにしても、一撃で試合が決まる可能性の高いスリリングが攻防が見られるはずだ。勝つのは盤石の王者・堀口か、それとも試合を決める一発のある金太郎か。

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文●吉田崇雄