【MLB】大谷翔平、8回2死までノーヒットノーランに現地記者も緊迫 ファンから「黙って!」とクレームも球場はMVPコール

今季15勝を挙げたエンゼルス・大谷翔平(C)ロイター/USA TODAY Sports
今季15勝を挙げたエンゼルス・大谷翔平(C)ロイター/USA TODAY Sports

ロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平は29日(日本時間30日)、本拠地でのオークランド・アスレチックス戦に「3番DH・投手」のリアル二刀流でスタメン出場。大谷は投手として初回を3人で仕留めると、なんと8回途中までノーヒットノーラン投球を披露。8回108球2安打無失点1四球10三振とし、シーズン規定投球回数まで残り1イニングとした。

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■最高の一戦で「MVPアピール」に成功か

大谷は第1打席にタイムリーを放ち14試合連続安打を早々に達成、7回の第4打席にもボールを地面に叩きつけながらも俊足を活かしてマルチ安打をマークした。

大谷の圧巻のピッチングと味方からの打線の援護もありエンゼルスが4-2で勝利し、大谷は今季15勝目を挙げた。

エンゼルス公式ラジオ局のトレント・ラッシュ記者は、試合序盤に「オオタニは今日のマウンド、特別に一段上げているようだ。我々は今試合で特別なものを見ている」とツイートを投稿した。本拠地では今季最後のマウンドに上がった大谷はシーズン最高の一試合とも言える珠玉のピッチングでアスレチックス打線をねじ伏せた。

■ノーノーならずも、現地記者らは大絶賛

地元紙『ロサンゼルス・タイムズ』のサラ・ウェクスラー記者は「6回、アスレチックスはオオタニに対して何もできていない」と投稿。大谷の快投が止まらず、ノーヒットノーラン達成も現実味を帯びてきた。

地元紙『オレンジカンティ・レジスター』のジェフ・フレッチャー記者が「オオタニにとって、6回無安打はキャリア2回目だ。前回はメジャー2度目の登板。オオタニは7回1死というところで安打を許した」とツイートすると、ファンから「黙って!」、「何も喋らないと誓って」と大ブーイング。同記者も「オオタニについては何も言わないようにする」と慌てて投稿するなど、見ているものすべてが緊張に包まれた。

中継局『バリー・スポーツ・ウエスト』のエリカ・ウェストン氏は「オオタニ選手の非常に気になる活躍に、ここビッグA(本拠地の愛称)ではファンのMVPコールが鳴り響いている」とレポート。

しかし、8回2死の場面で、相手6番のコナー・カペルにショートへの安打を放たれ大谷のノーノーは阻止された。前出のフレッチャー記者は「オオタニがついにヒットを許した。ショートのリバン・ソトのグラブをはじいた、しかしヒットだ」と速報。

しかし、大谷の投球に現地メディアは大絶賛。元『ジ・アスレチック』のブレント・マグワイア記者は「オオタニは(ノーノーまで)あと4アウトというところだったのに。それでもすごい投球だった」と褒め称え、エンゼルス専門メディア『ヘイロー・ハングアウト』のジェイコブ・シスネロス記者は「オオタニは再びMVPに向け説得力あるアピールをした」と絶賛した。

さらに、前出のラッシュ記者は「もしショウヘイが、『MVPがどのようなものかを十分に示していない』というのなら、私はもはやあなたにできることはない。(これは)誰にもできないことなんだ。野球ファンのみなさん、楽しみましょう。今回の試合は、彼がどういう選手かをほぼ表している。4打数2安打1打点、8回2安打1四球10三振だ」と投稿し、MVP獲得に大きな期待を込めた。

大谷は規定投球回達成までこれで残り「1」。シーズン終了間近に大谷は本拠地でMVPレースに大きなインパクトを残した。

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文●澤 良憲(Yoshi Sawa)


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