【NBA】八村塁、日本でのプレーは「夢見て来たこと、幸せ」と感無量を表現 凱旋初戦を終え

試合直前のレセプションで「ブラック・サムライ・ワイン」をカリー(左)にプレゼントする八村塁 (C) Getty Images
試合直前のレセプションで「ブラック・サムライ・ワイン」をカリー(左)にプレゼントする八村塁 (C) Getty Images

プレシーズンマッチ「NBA Japan Games 2022 Presented by Rakuten & NISSAN」は30日、さいたまスーパーアリーナでゴールデンステート・ウォリアーズ対ワシントン・ウィザーズの第1戦が行われ、昨季王者のウォリアーズが96-87で勝利した。

ウィザーズの八村塁はNBA選手として母国での初めての試合、凱旋帰国の期待に応えた。先発出場するとチーム最多の25分をプレー。9本のシュートのうち5本を決め、チーム最多の13得点、9リバウンドとまずまずの活躍で「プレーヤー・オブ・ザ・ゲーム」に選出された。昨季、向上を図った3ポイント・シュートはこの日、4本を放つもののひとつも決まらず、フリースローも7本中3本とまだまだ本調子ではないが、プレシーズン初戦と考えれば、今後の調整により調子を上げて来ることだろう。

◆【実際の映像】八村塁、満員のスーパーアリーナで華麗なフェイダウェイ・ジャンパー

■「カリーのファンのほうが多かった」

試合後には日米の記者陣から質問が集中し、両ヘッドコーチよりも長い7分20秒におよぶ記者会見に応えた。

記者会見で「ホームだったのかな」と笑顔を見せる八村塁 撮影:SPREAD編集部

まず、日本での凱旋帰国試合については「去年も(東京)オリンピックで帰って来て、さいたまスーパーアリーナでやりましたが(無観客試合のため)観客がいなくて…。今回はこうして日本のファンのみなさんの前でNBA(の選手)として試合ができることは僕としても嬉しかった。日本とNBAとが近寄って来ているのもすごい良かった」と2021年の東京五輪と比べ、ファンに囲まれての試合に充実感を示した。

母国開催試合については「(本当に)ホームだったんですかね(笑)。みなさん僕よりもステフ(ステフィン・カリー)を応援してしましたし。僕よりも、ウィザーズ・ファンのほうは多かったかもしれないので。僕としては、日本のみなさんの前でできることが嬉しかったです」と、自身への声援よりも対戦相手、そしてチームへの声援が多かった点を素直に喜んでいた。

チップオフ前にはウォリアーズのステフィン・カリーとともに花束を贈られるレセプションがあり、この意義について訊ねられると「すごい大きな意味があります。日本に、このアリーナに戻って来ることができた。去年はオリンピックだったのにも関わらず無観客だったのが、今日は満員。その中で(昨季王者の)ゴールデンステート相手に試合ができて素晴らしい。この母国で、日本で、バスケができて、夢見ていたことのひとつだし、幸せで素晴らしい瞬間でした」と感無量だった。

セレモニーでは、八村はカリーに対し、自身のブランドである「ブラック・サムライ」ワインをプレゼント。これについて「ウォリアーズという勝った(優勝した)チームが日本に来てくれて、凱旋できるのは、チームにとっても、日本のバスケにとっても大きいことなので、その感謝の意味を込めた」とその意図を明らかにした。

そのカリーからスチールを奪うなどの自身のプレーについては「オフェンスでもディフェンスでも2 wayプレーヤーを目指してきたので今日、いい働きができたんじゃないかと思う。試合は負けてしまったけども(ディフェンスは)もっと意識してやっていきたい」とまずまず満足している模様だった。

昨季、八村の欠場により台頭したチームメートのカイル・クズマとの好プレーについても「チームの中はすごく良いですね。夏にトレーニングも一緒にしてきた。LAでチーム・バンディング(チームの結束を深める合宿)し、(すでに)ケミストリー(相乗効果)ができてるので、他のチームより一歩先に出てると思う。(こうしたプレーは)はどんどんやってケミストリーが上がればバスケにもつながって来ると思う」とチームの仕上がりについても好感触と語った。

さらに米メディアからは日本におけるバスケ熱に対する質問もあり、これには「バスケに対する情熱は間違いなく大きくなっていると思う。特に自分の子どもの頃から比べると、日本のバスケは育っているし、これからも大きくなって行くだろう。NBAファンも多く、今夜は特にステフ(カリー)のファンが多かった。観客も満杯で、こうしたファンの前でプレーでき幸せだ」と返答した。

自身が子どもの頃と比較し、日本のバスケを取り巻く環境が変わっている点も踏まえ「日本のバスケとNBAが近寄っているのは、小さい頃と比べたら感じるので、もっとどんどん(日本から)NBA選手が出てきたりするとすごい嬉しい。(子どもたちには)もっと挑戦して高い目標をもってやってほしい」と、子どもたちへのエールも忘れなかった。

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文●SPREAD編集部


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