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【MLB】大谷翔平の元同僚マーティンが地区S初セーブ 日ハム・ファン注目のナ・リーグ決戦で思い出を語りエールを贈る

【MLB】大谷翔平の元同僚マーティンが地区S初セーブ  日ハム・ファン注目のナ・リーグ決戦で思い出を語りエールを贈る
規定投球回に到達し、規定打席との“ダブル規定”を達成した大谷翔平(C)Getty Images

11日(日本時間12日)に行われたナ・リーグ地区シリーズ第1戦、ロサンゼルス・ドジャースサンディエゴ・パドレスを5―3で下したが、この試合でセーブをマークしたのが、クリス・マーティン。2016、17年と日本ハムでプレーし、大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)と同僚だった右腕が、自身のポストシーズン初セーブについての喜びと大谷との思い出を語った。

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■キンブレル不在で守護神に抜擢

3点リードの9回を締めたのは、元日本ハムのマーティン。1回を1安打無失点に封じ、プレーオフ初セーブを挙げた。本来であれば、ドジャースのクローザーは歴代7位の通算394セーブを挙げているクレイグ・キンブレルが務めるはずだが、レギュラーシーズン終盤から不調が続き、地区シリーズのロースターから外れている。そのため、メジャーを代表する守護神の代役としてマウンドに立ったのが、マーティンだった。

今夏シカゴ・カブスからトレードでドジャースに加入した右腕について、編成部門の責任者であるアンドリュー・フリードマンは「右打者も左打者も打ち取ることができる“エリート・ストライク・スローワー”」と呼んでおり、ドジャース加入後は26試合に登板して3勝1敗2セーブ、防御率1.46と安定。96人の打者と対戦し与四球1と、その呼び名通り制球力が光る。

マーティンは試合後、「イニングが違えば感じ方も違う。9回はやはり特別だった。そうでないと言えば嘘になる」とコメントした。米紙『ロサンゼルス・タイムズ』によると、記念のボールはスタッフが回収し、プラスチックケースに入れてロッカールームに保管。そして、ケースには「1ST CAREER POSTSEASON SAVE」というラベルが貼られていたという。

ただ、キンブレル不在の今シリーズに関して、チームはクローザーを固定しない方針。マーティンも次回登板では中継に回る可能性もあるようだ。

■大谷からスプリットの握り方教わる

マーティンは2016、17年と日本ハムでプレー。1年目は防御率1.07、2年目は1.19と好成績を収めた。同僚だった大谷との思い出については「彼を毎日見るのは楽しかった」と話し、21歳(2016年)で打率.322、22本塁打、防御率1.86を記録した若き日の二刀流を間近で見ることができた喜びを語った。また、大谷からはスプリットの握り方を教えてもらったといい、

「いずれオオタニがポストシーズン初勝利、ポストシーズン初本塁打、ポストシーズンに関する記念球を手にすることを期待している」とエールを贈った。

パドレスには同じく元日ハム戦士のダルビッシュ有もおり、ファイターズ・ファンも注目のシリーズとなっている。

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文●SPREAD編集部