【RIZIN.39】激闘試合予想 無敗クレベル・コイケ vs. 王者・牛久絢太郎は二度目の王座防衛成功か

 

【RIZIN.39】激闘試合予想 無敗クレベル・コイケ vs. 王者・牛久絢太郎は二度目の王座防衛成功か
「RIZIN.35」で斎藤裕とのリマッチを制し、初防衛に成功した王者・牛久絢太郎(C)RIZIN FF

■早期決着かフルラウンドか、両者の思惑が交錯する攻防

1ラウンド開始のゴングが鳴ると、クレベルがタッチを求め牛久を自陣に誘い込む。クレベルはローキックで牛久の前足を削りながら、セコンドのいるコーナーへと牛久を誘おうと動く。一方の牛久はサウスポー構えから、時にオーソドックスへスイッチしながら間合いを調整。寝技を警戒しながらも、クレベルがハイキックもしくは連打を放った際には、カウンターで応戦する。

牛久は1ラウンド目から警戒されているであろう“ヒザ蹴り”や「クレベル対策」に向けたフェイントを挟みつつ、相手の出方を窺い、フルラウンドで戦う想定で深追いはしないだろう。対して、早期に決着をつけたいクレベルは、自ら打撃の連打やタックル、クリンチなどで仕掛けていく展開になると予想する。

牛久はその後もカウンターを狙い、クレベルも自陣へ引き込み組み付こうと動く。牛久のカウンターが当たりダウンを奪うことができれば、「クレベル対策」のある牛久は組み付きを恐れず追撃できるだろう。そうなれば、一皮むけた牛久が連打でKO勝ちを収める可能性は充分ありそうだ。

牛久曰く「スタミナが一番の武器」。3ラウンドまでいけばスタミナの差は歴然であり、体力面で優位に立つ牛久のパワーを抑えきれる体力はクレベルには残っていないはず。牛久が得意のタックルで防戦一方のクレベルからテイクダウンを奪い一本勝ちを決める可能性もあるだろう。もちろん、些細なミスがクレベルの前では命取りになる。それでも試合は牛久が自分のやりたい試合を貫いて判定勝ち、二度目の王座防衛成功と見た。

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文●工藤愛梨(SPREAD編集部)

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