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「近々良い発表ができるかと」武尊が5カ月ぶり復帰戦で“現役続行宣言”「勝った姿を見せて終わりたい」

「近々良い発表ができるかと」武尊が5カ月ぶり復帰戦で“現役続行宣言”「勝った姿を見せて終わりたい」

米子ジムの主催興行「GAINA魂2022~第一回ガイナソウル~」が6日、米子市公会堂大ホールで行われ、元K-1三階級制覇王者・武尊が晃貴とのエキシビションマッチを行った。

武尊にとっては「THE MATCH 2022」での那須川天心戦以来、約5カ月ぶりの“復帰戦”となったが、試合後は笑顔で「現役を続行して、皆さんと一緒に勝って笑いたい」と語った。

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■エキシビションで全快アピール

圧倒的な実力と不屈の精神でファンから熱い声援を受けてきたキックボクシング界の顔役が、リングに戻ってきた。復帰戦の舞台として選んだのは上京前に所属していた米子ジムの初主催興行。しかも相手は自身の弟分としても知られる第4代Krushバンタム級王者・晃貴と、これ以上はない“地元凱旋”となった。

2分2ラウンドで行われたエキシビションマッチでは、立ち上がりから両者ともに闘志全開。スピード感溢れるコンビネーションを披露し、武尊は代名詞とも言える笑顔を見せながら、豪快な後ろ回し蹴りも繰り出した。2ラウンド目も積極的に手数を出し合う展開となり、ラスト10秒では壮絶な打ち合いが繰り広げられ、会場に集まった地元ファンを大いに盛り上げた。

試合後、マイクをとった武尊は開口一番ファンへの感謝を述べ、「THE MATCHで那須川天心選手に負けてしまい引退を決めていたのですが、たくさんの人からメッセージをいただいたり会場で『ありがとう』と声をかけてもらい、応援してくださる皆さんが僕を求めてくれたからこそ現役を続行しようと決められた」とコメント。膝の手術後、地元に戻った際に今大会の話を聞いてからは「このリングで復活するという目標ができた」と振り返った。

注目される今後については「心の中では引退ではなく次に向けて、こうやって応援してくださる皆さんがいる限りは勝った姿を見せて終わりたい。現役を続行して、皆さんと一緒に勝って笑いたい」と力強く宣言。今後は団体や国の壁、垣根を越えて「夢のある格闘技界にしたい。(K-1との契約解除は)世界の格闘技界が一つになってもっと盛り上がるための第一歩」とし、「また近々良い発表ができるかと思う」と語った。

「THE MATCH 2022」後には無期限休養を発表し動向が注目されていた武尊だが、その後は右拳と右膝の手術を経て米国合宿を実施するなど徐々に活動を再開。1日には契約満了に伴うK-1及びKRESTとの契約解除を発表し、「これからは一格闘家の武尊として、国や団体の垣根なく挑戦して、格闘技界が更にたくさんの人に夢やパワーを与えられる業界になるように、残りの人生、全力で戦います」と自身のSNSで意気込みを語っていた。

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文・SPREAD編集部