小笠原満男が引退…中村憲剛、岩政大樹らがありのままの思いを吐露

2009年にJ1の最優秀選手賞(MVP)であるフットボーラー・オブ・ザ・イヤーを受賞したJリーグの“顔”小笠原満男選手。

2018年12月27日、鹿島アントラーズより、今季限りで現役を引退することが発表された。

小笠原選手は1979年生まれの39歳。2006年途中から1年間に渡ってイタリア・メッシーナでプレーした期間以外は、鹿島アントラーズに所属してきた。

日本代表としても、2002年、2006年のW杯に出場している。

小笠原選手の引退にサッカー界は震撼。多くのサッカー選手が、自身のSNSを通して小笠原選手への思いを明かしている。

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岩政大樹ブログ

元日本代表DF岩政大樹氏は、鹿島アントラーズ時代の同僚でもある。27日、自身のオフィシャルブログを更新した。

まず、「『鹿島のレジェンド』というより、『ミスターアントラーズ』。いつまでも語り継がれていく、鹿島の歴史そのもの」と書き出し小笠原選手を称賛。

小笠原選手の”不屈の精神力”は、「私がこれまで出会った誰も持ち合わせていないもの」だったという。それを特に感じた瞬間は、小笠原選手が怪我から立ち直っていく過程にあった。

2008年、小笠原選手は左膝半月板損傷及び前十字靱帯を損傷し、全治10ヶ月という怪我を負った。この時の怪我について、岩政氏は「2008年に膝の大怪我をして、その前と後では明らかにプレーが変わりました。キックのキレも以前よりは落ちたように感じました」と振り返る。

続けて、「しかし、そこから彼は這い上がり、這いつくばって、10年を日本のトップクラブで過ごしました。『這いつくばって』はもしかしたら適切な言葉ではないかもしれません。でも、正直に言って、あの足でここまでミツオさんがやってこられるとは私は思わなかったのです」と綴った。

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岩政氏は2004年に鹿島アントラーズに入団し、13年に退団した。「今だから言えますが」として、退団を決めた理由の一つが「ミツオ(小笠原選手)の健在ぶり」と告白。

変わりゆく鹿島の中で、ベテランが多すぎると感じていた私は、ミツオさんとの勝負だと勝手に決めていました。ピッチ上で若い選手をまとめる役は一人で充分。ミツオさんか僕か。私は昌子(昌子源選手)や山村(山村和也選手)に負けたという感覚より、ミツオさんに負けたと思ったのです

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ACL制覇を成し遂げての引退。その引き際の美しさにも言及した。

アジア制覇が置き土産となりました。引き際などを考える人には思えないので、アジア制覇と引退が重なったのは、きっと運命みたいなもので決められたのでしょう。ミツオさんぽくない、美しすぎる引退劇は、彼の功績に相応しいものだと思います。自ら考え、行動されていく方です。今後も活躍されるでしょう。その活躍の場をどう広げていかれるのか。今後も僕の刺激となる存在であり続けるでしょう。お疲れ様でした、で正しいのかな?お疲れ様でした

SNSでは、ファンから賛同の声や感動したとの声が多数寄せられている。

中村憲剛ブログ

川崎フロンターレの中村憲剛選手も、自身のブログを更新している。

中村選手にとって小笠原選手は相当大きな存在だったよう。

フロンターレの前に常に立ちはだかる鹿島の先頭にはいつも満男さんがいました。俺は勝手にこの人を自分が超えなければ勝つことができないと思ってここまで戦ってきました」という文章から思いの丈が伝わる。

それだけ自分にとっては圧倒的な存在なんです。『小笠原満男』は。俺にとって毎試合目の色を変えて削りに来る満男さんをいかにして超えるかお互いせめぎ合う、それが自分にとって対鹿島の全てだったと言っても過言ではありません

鹿島と、そして満男さんと試合をするのは年に数回あるかないかですが、戦う毎に自分の力が引き上げられた実感がありました。満男さんの存在がなかったら今の自分は無かったと思います

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最後には、今の「中村選手」を作り上げた要因の一つである小笠原選手に、こうメッセージを送った。

今後ピッチ上で満男さんと戦うことはもうないのかと思うと今は寂しさしか感じません。それでもここまで満男さんが辿ったサッカー人生には尊敬の念しかないです。同じ時期に同じJリーガーとして何度も戦えたこと、嬉しかったです。偉大なる鹿島のキャプテン。満男さん、本当にお疲れ様でした

こちらの投稿についても、SNSでは、感動したとの声が集まっている。

多くのサッカー選手が労いの言葉を

他にも、鹿島アントラーズの三竿健斗選手、ベガルタ仙台の関口訓充選手といった多くの選手が、偉大な選手の引退について言及している。

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https://spread-sports.jp/archives/17270

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