Advertisement

【WBC】侍ジャパンの“秘密兵器”宇田川優希 育成からオリの26年ぶり日本一に貢献 ダルビッシュの「宇田川会」も話題

 

【WBC】侍ジャパンの“秘密兵器”宇田川優希 育成からオリの26年ぶり日本一に貢献 ダルビッシュの「宇田川会」も話題
侍ジャパンの宇田川優希(C) Getty Images

2023 WORLD BASEBALL CLASSIC」(WBC/ワールド・ベースボール・クラシック)が3月8日から開幕する。栗山英樹監督率いる日本は“歴代最強”とも呼べるメンバーを揃え3大会ぶりの世界一を狙う。侍ジャパンの投手陣の中で、秘密兵器として期待がかかるのが宇田川優希オリックス・バファローズ)である。

◆【実際の画像】侍ジャパン、ダルビッシュ有が投稿した“宇田川会”の様子

■昨年7月に支配下契約を勝ち取る

24歳の宇田川は埼玉県出身で、日本人の父親とフィリピン人の母親との間に誕生。仙台大学では最速152キロの速球を武器に頭角を現すと3年次に日本代表合宿に初参加。2020年のドラフト会議でオリックスから育成3位指名を受け入団する。

1年目はファーム1試合の登板に終わり、迎えた2022年は春に新型コロナに感染し出遅れた宇田川だが、ウエートトレーニングに力を入れ肉体改造すると球速がアップ。7月28日に支配下契約を勝ち取り、1軍への切符をつかみ取ると、徐々にチームの信頼を得て、オリックスの中継ぎの救世主として定着する。

宇田川は9月8日の西武ライオンズ戦で初白星を飾ると、シーズンは19試合に登板し2勝1敗3ホールドで防御率は驚異の0.81。オリックスの最終戦での劇的な連覇に大きな役割を果たす。ポストシーズンでも勢いそのままに、クライマックスシリーズでは2試合、日本シリーズでは4試合に登板し無失点と圧巻の投球を見せ、チーム26年ぶりの日本一に貢献。“影のMVP”と称される活躍で一躍注目を集めた。

■悩める右腕を救ったメジャーリーガー

昨季の活躍もあり、1月26日に発表されたWBCの侍ジャパンに名を連ねた宇田川だが、オリックスでのキャンプでは中嶋聡監督から調整不足を指摘され、2月17日から始まった侍ジャパンの宮崎キャンプでも「気疲れが出ている」と戸惑いを打ち明けていた。

そんな状況を救ったのが、メジャーリーガーでは唯一宮崎キャンプから参加したダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)だ。20日に自身のSNSを更新すると、「宇田川さんを囲む会に参加させていただきました! 宇田川さん、ご馳走様でした!」とのコメントで、宇田川を正面に投手陣による決起集会の様子をアップ。“宇田川会”がSNSでトレンド入りするなど注目を集めた。

ダルビッシュは「中心にいて楽しそうにしていた。そういう記事(気疲れ)もあったから宇田川君を囲んで撮ろうとなった」と“宇田川会”の真相について説明。ここ1年で飛躍した環境の変化について、「1年前は育成で、そこからいきなり侍ジャパンに来て。そこから減量だ、ボールだとなって、それは1人の人間が背負うにはあまりに大きすぎる」と、おもんばかるコメントを残している。

侍ジャパンは25日から福岡ソフトバンク・ホークスとの対外試合も控え、3月8日に開幕するWBCへ向けてチーム力を高めていくことになる。投手陣の大黒柱、ダルビッシュのバックアップも受けた宇田川が侍ジャパンで見せる活躍に注目したい。

Advertisement


◆大谷翔平ら栗山ジャパン史上最強投手陣起用法を占う 過去4大会徹底比較<前編>

◆侍ジャパン 日程、トーナメント表、中継情報、対戦国情報、試合結果一覧

◆侍ジャパン入りラーズ・ヌートバーって誰… 日本語習得にも意欲、日本人の母と一緒に「君が代」斉唱の練習中

文●SPREAD編集部