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【MLB】大谷翔平の「えげつないスライダー」に脱帽、WBCでの一騎打ちを振り返るマイク・トラウト

【MLB】大谷翔平の「えげつないスライダー」に脱帽、WBCでの一騎打ちを振り返るマイク・トラウト
エンゼルスのマイク・トラウト、大谷翔平(C)Getty Images

ロサンゼルス・エンゼルスは26日(日本時間27日)、ドジャースタジアムでロサンゼルス・ドジャースとのオープン戦に臨んだ。試合前にはワールド・ベースボール・クラシックWBC)で米国代表主将を務めたマイク・トラウトが取材に応じ、大谷翔平とマッチアップした最後の打席を振り返った。米複数メディアが伝えている。

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■WBCは経験上「もっともクールだった」

取材陣に囲まれたトラウトは、まずWBCを回顧。「私がこれまでグラウンドで経験したなかで、もっともクールなもの。信じられないほどの経験で、特別な数日間だった」と振り返り、大会で味わった高揚感を伝えた。

WBC決勝9回2死で迎えたマイク・トラウトとの直接対決を制した大谷翔平(C)Getty Images

そして決勝戦を終え、乗り込んだバスの中で、エンゼルスのフィル・ネビン監督に「僕はこれを必要としていたんだ。この雰囲気の中でプレーし、体験し、その場にいることが必要だったんだ。(2014年以来となる)プレーオフに戻りたいという気持ちがどれだけ強いか、考えさせられた」と興奮が冷めやらないままメールを送ったという。そして、「WBCが持つ雰囲気は、選手、ライバル、野球ファンとしてプレーしたいと思わせる場所なんだ。またあの瞬間に立ち会いたいね」とし、WBCと同様の熱気をはらむプレーオフ進出への意気込みを口にした。

■大谷へ残留要請「アプローチしている」

大会のクライマックスとなった大谷との一騎打ちについては「みんなが見たがっているのは明らかだったね。楽しい打席だった」と話し、「バレルゾーンに打つことしか考えていなかった。2-3になるまでにミスショットをしてしまった。その後、頭の片隅にスプリットがあったんだけど、フルカウントからえげつないスライダーを投げられてしまった。彼は明らかに良い投手だよ」と脱帽した。

ロサンゼルス・エンゼルス 大谷翔平 (C) Getty Images

また、今季終了後にフリーエージェントとなり、チームを去る可能性がある大谷に対して「残留要請」を行うかどうかについては、「(再契約するように)常にアプローチをかけているよ」と笑い、「どうなるか分からないけど、彼をここにいさせるために僕はいつでも努力するつもりだよ」と答えた。

WBCで世界を沸かせた両雄の共演は、今季で見納めになるのか、それとも来季も続くのか。ファンはやきもきするシーズンとなりそうだ。

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文●SPREAD編集部