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【RIZIN.42】朝倉海、復帰戦圧巻KOの笑顔に秘めた覚悟と手応え 「やっぱ格闘技って最高」

 

朝倉海
朝倉海(撮影:SPREAD編集部)

RIZIN.42」が6日、東京・有明アリーナで開催され、第13試合「朝倉海 vs. 元谷友貴」は、朝倉が3ラウンドTKO勝利を収めた。

拳の故障などに苦しみ、実に492日ぶりの復帰戦であったが、“完全復活”以上の仕上がりで周囲の期待に満額回答を果たした朝倉が、いよいよ世界への第一歩を踏み出す。

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■“新技”で元谷を一撃KO

RIZINバンタム級の顔役が進化してリングに戻ってきた。試合開始から威力十分の打撃で攻め立てながら、元谷が仕掛けるテイクダウンにも粘り強く対応。

「イメージより四つの組み力が強かった」と試合後に振り返った朝倉だが、終始ペースを崩さず、コンビネーションなども含めて米国修行の成果をいかんなく発揮した。最後は元谷の右に合わせて繰り出した“新技”の左ヒザ蹴りが炸裂。「エリー(※新たに加わったフランス人コーチのエリー・ケリッシュ氏)からも、兄貴からも言われていたので、狙っていた」というカウンターでの強烈な一撃で元谷を沈めた。

試合中には笑顔を見せるなど、この試合にかける意気込みと状態の良さはピカイチ。朝倉は「今回本当に楽しくて、拳も治った状態でできる喜びと1年できなかった悔しさをぶつけられる。やっと……という思いから浮かんだ笑顔だと思う」と振り返り、「拳も大丈夫ですし、すぐに次の準備に取り掛かりたい」とこの勢いのまま一気にフアン・アーチュレッタ(米国)とのバンタム級王座決定戦に臨む。

■「世界になめられないように」

(C)RIZIN FF

アーチュレッタもBellatorでは王座から離れているが、この日も井上直樹の奮闘を跳ね返し判定勝利。MMA32戦28勝のキャリアを誇る強者は朝倉の目にも「完成されている選手。全部を強くしないといけない」と映る。

それでも、アーチュレッタのガッツと泥臭さが同居するスタイルを打ち破る強打を持ち合わせているがゆえか、「絶対僕が倒す。世界になめられないように倒したい」と宣言。7月に予定されている大一番に向けて、ラウンド数やジャッジの採点基準も話題に上がっているが「ビビってるんですかね? 自信ないんじゃないですか。僕がKOするんで関係ないですね」と語る口ぶりからは、復帰戦勝利で得た手応えがかなりのものであったという印象も受けた。

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晴れ晴れとした表情で「やっぱ格闘技って最高だなと思いました。KOで会場を沸かせて良かったです」と充実感をにじませた朝倉。かねてから公言してきた自身の世界挑戦とRIZINの誇りを取り戻すべく、心技体全てが最高の状態で“新章”に突入する。

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文●工藤愛梨(SPREAD編集部)