Advertisement

【RIZIN】朝倉海、“右の拳”で切り開く新時代 苦悩の時期を乗り越えるのに必要だった「僕の原動力」

 

【RIZIN】朝倉海、“右の拳”で切り開く新時代 苦悩の時期を乗り越えるのに必要だった「僕の原動力」
単独取材に応じた朝倉海 撮影:SPREAD編集部

5月6日に東京・有明アリーナで行われる「RIZIN.42」で元谷友貴と対戦する朝倉海は4月19日、東京・港区のトライフォース赤坂で公開練習を行った。

朝倉は1分間のスパーリングと公式インタビューの後、SPREAD編集部の単独取材に応じた。

◆【単独インタビュー】朝倉海、5.6復帰戦は“世界挑戦”への序章 米国修行で再確認「僕はUFCで戦いたい」

■「本当に苦しい、不安なときもあった」

「悔しいの一言に尽きる」。

2021年大晦日大会での「バンタム級トーナメント」決勝後に、朝倉が発した言葉だ。「優勝して日本人最強を証明し、もっと格闘技を広めて盛り上げる」というファンとの約束を果たせなかったことに、朝倉は唇を噛み締めた。

右の拳のケガについては自ら触れず、直接的な質問を受けても「試合に負けたので、言い訳になるのが嫌で……あんまり言いたくなかったんですけど、そのせいで負けたわけではないんですけど」と何度も言いよどむ様子を見せた。同日の準決勝で骨折、痛み止めを打って迎えた決勝は「拳は壊れてもいいから」という覚悟を持って臨んだ一戦だった。

(C)RIZIN FF

そんな一戦に敗れた後も「完全に自分の実力不足」と最後まで対戦相手に敬意を示し、ケガを言い訳にしない姿に心を打たれたファンも多いことだろう。

朝倉は右の拳について、「手術前までは普段の私生活でも痛くなるような状態。(試合では)いつ壊れてもおかしくない状況で、練習でも思いきり打てなかった」と振り返る。

Advertisement


「手術をしたときも、本当に完全に治るかは分からないと言われていて、『もしかしたら格闘技ができなくなるかもしれない』という状況だったので、本当に苦しい時期もありましたし、練習がしたくてもできない時期もあって、そういうときは本当に続けられるのか、という不安があった」と当時の苦悩を吐露した。

■「“バージョンアップ”した僕を見せたい」

そんな苦しい時期に支えとなったのは、あたたかいファンの応援だった。「(ファンの存在は)本当に大きかったですね。苦しいときにいろんなところでファンの人が支えてくれて、たくさん応援のメッセージをくれました。それが僕の『原動力』ですね。がんばるきっかけになった。そのおかげで踏ん張ることができました」とファンへの想いを口にした。

5月6日に控える復帰戦に向けては「ケガを(可能な範囲で)完全に治すことができて、今はもう万全のコンディションです。いい練習もできて、完璧な状態で試合に臨めると思います。自分の中の最高のパフォーマンスを見せられる」と、調整は万全としている。

さらに「ケガの部分はもちろん気にせずに(試合を)できるんですけど、自分がこの期間に成長することができて、新たな技術を身につけてるんで、強くなった、“バージョンアップ”した僕のスタイルをみんなに見せられるのがすごく楽しみです。あとは自分自身もすごく試合を楽しみにしてますね」と、休養期間に会得した成果を発揮したいと気合も十分だ。

今回のバンタム級トーナメントには、昨年の大晦日大会にも出場した元Bellator世界バンタム級王者のフアン・アーチュレッタも参戦するが、「多分みんな、僕とアーチュレッタの試合が見たいと思うんで、(元谷戦には)必ず勝たなきゃいけないなと思います」と復帰戦での必勝を誓っている。

(C)RIZIN FF

「RIZIN vs. Bellator 全面対抗戦」のRIZIN軍全敗という結果を受けて「僕が出たかった、凄く悔しかった」と語っていた朝倉は、悔しさをバネにアメリカ修行で「UFCのトップ選手とも負けないと自信が持てた」という “右の拳”で自身の新時代を切り開く。

Advertisement


◆【単独インタビュー】朝倉海、5.6復帰戦は“世界挑戦”への序章 米国修行で再確認「僕はUFCで戦いたい」

◆朝倉海、492日ぶり復帰戦で元谷友貴に“警告” 「僕にミスを見せたら一撃で倒される」

◆朝倉海、「RIZINが世界に舐められた」復帰戦の先にフアン・アーチュレッタへの“リベンジ”誓う

文●工藤愛梨(SPREAD編集部)