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【MLB】大谷翔平の4者連続三振に「スペクタクルな投球」と中継局も大興奮 指揮官も上機嫌「彼はいつも冴えている」

【MLB】大谷翔平の4者連続三振に「スペクタクルな投球」と中継局も大興奮 指揮官も上機嫌「彼はいつも冴えている」
6回9奪三振の好投を見せた大谷翔平(C) Getty Images

ロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平が21日(日本時間22日)、本拠地でのミネソタ・ツインズ戦に「3番DH・投手」で出場した。今季10度目の先発マウンドでは、6回2安打1失点、9奪三振4四死球の力投を見せたが、同点で降板したため6勝目はお預けとなった。打っては3打数1安打、1四球だった。チームは4―2で勝利。このカードを2勝1敗とし、5カードぶりの勝ち越しを決めた。

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■スイーパー減らし、カットボール増

6勝目をかけ、今季10度目の先発マウンドに上がった大谷。1、2回はともに先頭打者に四球を与えるなど制球に苦戦。それでも後続を打ち取り、無失点で切り抜けた。しかし、両軍無得点で迎えた3回、2死から1番ジョーイ・ギャロに四球を与えると、続くカルロス・コレアにスイーパーを痛打され、先制点を献上した。

それでも4回を3者凡退で抑えると、5回2死からは圧巻の4者連続三振。中継局も「スペクタクルな翔平。今日もマウンド上で素晴らしいパフォーマンス」と実況した。

この日は結局、6回99球を投げて2安打1失点、9奪三振4四死球という内容。同点で降板したため勝敗は付かなかったが、5登板ぶりに被弾もなく修正に成功した。また、いつもよりスイーパーの割合を減らし、カットボールを増やすなど組み立てにも変化が見られた。

■変化球は「イニングごとにバラつき」

試合後の大谷は「球数が多かったので、7回まで投げたかったが、フォアボールを出している分、投げられなかったなという感じ」と話し、4四死球を反省。変化球の出来について問われると「いい時もあれば、悪い時もあった。回ごとにバラつきがあったのは良くなかったが、その中でなるべく長い回を投げられたのは良かった」と振り返った。カットボールを多投した点については「感覚がまず良かったので優先的に投げた。フォアボールのせいでちょっと球数がかさんでいたので、なるべく球数を抑えながら投げたかった」と明かした。

また、会見に臨んだフィル・ネビン監督は、大谷の投球について「信じられない投球をした今季最初の4登板でも初回に先頭打者を歩かせていた。ここ最近はそれがなかったが、今日また四球を出したので、(最初の4登板の)再現があるんじゃないかと彼にジョークで伝えたよ」と上機嫌。「四球を出すのは良いことではないが、素晴らしい投球だった」とした上で、「彼はいつも冴えている。毎試合必ず試合を作ってくれる」と話し、クオリティスタート(先発投手が6回以上を自責点3以内に抑えた場合に記録される指標)を達成した二刀流を称えた。

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文●SPREAD編集部