PGAツアープレーオフシリーズ第2戦「BMW選手権」は17日、イリノイ州のオリンピアフィールズカントリークラブ(7366ヤード/パー70)で開幕する。
先週行われた「フェデックス・セントシュード選手権」を、通算9アンダー、16位タイで終えた松山英樹も滑り込みで参戦。プレーオフ最終戦に向け、フェデックスカップランキングを30位以内に押し上げたいところだ。
今週も松山の猛チャージが見られるのか、それとも今季はこれで終了か。正念場のプレーオフ2戦目がスタートする。
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■今週末トップ5が最低ライン
PGAツアーのプレーオフシリーズは、フェデックスカップポイント上位者でシーズン王者を決める最終戦。初戦の「フェデックス・セントシュード選手権」にはポイントランキング上位70名が出場できるが、第2戦の「BMW選手権」では上位50名、ツアー最終戦となる「ツアー選手権」には上位30名しか出場ができない。またプレーオフシリーズでは、獲得できるポイントが4倍に設定されており、トップ10入りともなれば一気にランキングを上げることができる。
松山は、プレーオフ前までは、742ポイントで57位と第2戦は出場圏外だったが、初戦で16位タイに入り200ポイントを獲得。合計942ポイントで47位までランクを上げ、滑り込みでBMW選手権への切符を手に入れることができた。
調子を上げてきた松山だが、ツアー最終戦に出場するためには、さらにポイントを稼ぎ、現在の47位から30位に上げる必要性がある。
現在30位の当落線にいるのは、サム・バーンズとクリス・カークの2名で、現在1361ポイント。松山との差は419ポイントとなっており、埋めるためにはトップ5入りが最低ラインとなる。またトップ5に入った場合でも、バーンズとカークが好スコアで回れば、松山のチャンスはなくなる。
松山にとって非常に厳しい戦いとなるが、オリンピアフィールズCCで行われた2020年のBMW選手権では、3位タイでホールアウトしており、相性は良い。
先週の最終日、残り6ホールから1イーグル、3バーディ、ノーボギーという大爆発を見せ、第2戦に滑り込んだ松山。調子が上がってきているのは間違いない。プレーオフ第2戦でのさらなる猛チャージに期待したい。
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文●SPREAD編集部