【PGAツアー】松山英樹のショットは「タフなコースほど本領発揮」 過去3位タイのオリンピアフィールズCCで再び優勝争いなるか

 

【PGAツアー】松山英樹のショットは「タフなコースほど本領発揮」 過去3位タイのオリンピアフィールズCCで再び優勝争いなるか
PGAツアーで活躍する松山英樹(C)Getty images

PGAツアープレーオフシリーズ第2戦「BMW選手権」は17日、イリノイ州のオリンピアフィールズカントリークラブ(7366ヤード/パー70)で開幕する。

先週の「フェデックス・セントシュード選手権」で16位タイに入り、滑り込みで出場資格を得た松山英樹は、ロースコア決着が予想される難コースを攻略できるか。正念場のプレーオフ2戦目がスタートする。

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■タフなコースほど強い松山

オリンピアフィールズCCでBMW選手権が開催されるのは、2020年以来2度目。20年大会の際は優勝スコアが4アンダー、さらにアンダーパーで回った選手は、出場した69名のうちわずか5名。平均スコアはパー70に対して71.815と、20年に開催された会場のなかでもトップ5に入る難易度となっている。

オリンピアフィールズCCがこれだけ難しいのは、林間コースでフェアウェイが狭いにも関わらず、ラフはトッププロが手を焼くほど深いということが一番の要因である。それに加え、フェアウェイを横切るように流れるクリークや、コースの真ん中に配置されたバンカーなど、狙い所を狭める罠が無数に存在。さらにグリーンは硬くアンジュレーションもキツい。そのため、全米オープンのようなショットの繊細さと我慢強さが勝敗のカギを握るコースとなっている。

タフなコースではあるが、ツアーのなかでもトップに入るショット力を持つ松山であれば、優勝争いに加わることも可能性は十分にある。20年にオリンピアフィールズCCで開催されたBMW選手権では、松山は通算2アンダー、3位タイ。初日には単独トップになるなど、相性は良い。

また松山のメジャー大会の記録を見ると、全米オープンで2回トップ10入りや、21年マスターズ優勝など、大舞台のなかでも我慢比べや正確なショット力が試されるコースで強さを発揮する傾向が強い。

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今回はメジャーではないが、トップ5に入らなければ今季は終了という正念場。先週は最終日の残り6ホールで、1イーグル、3バーディ、ノーボギーの5アンダーでホールアウトし、今週のBMW選手権に滑り込んだ。厳しい状況ではあるが、調子が上がっている松山なら先週以上の活躍も期待できる。BMW選手権で優勝争いをし、10年連続となるツアー最終戦「ツアー選手権」への切符を手に入れたいところだ。

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文●SPREAD編集部