【札幌記念/前日傾向】芝は前残りの「スピード馬場」 土曜芝3鞍“2勝3着1回4着2回”の共通血統に警戒

 

【札幌記念/前日傾向】芝は前残りの「スピード馬場」 土曜芝3鞍“2勝3着1回4着2回”の共通血統に警戒

札幌競馬場ではサマー2000シリーズ第4戦の札幌記念(GII・芝2000m)が行われる。

札幌記念を分析するうえでカギを握る札幌の芝傾向について、前日の結果を元に分析していく。

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■前残り、内枠有利のトラックバイアス

【脚質】
土曜日の札幌で行われた芝レースは全7レースが行われ、4角先頭の馬が【6.0.0.1】と圧倒的な成績をマークしている。さらに、その他の連対馬についても先行勢が独占していた。

今週からCコースに替わった影響か、前残りの馬場傾向が顕著に現われている。

このような脚質傾向を考慮すると、札幌記念では逃げや先行脚質の馬に注意が必要。特に、大阪杯を逃げ切って勝利したジャックドールを推奨したい。

【騎手】
騎手別の成績を見ると、札幌リーディングを独走中の横山武史騎手が、土曜日も2勝2着1回をマークする活躍ぶりを見せた。

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札幌記念ではダービー馬のシャフリヤールに騎乗予定。テン乗りではあるが、得意の札幌で勝ち星を加算できるか注目。

【枠】
1枠が3勝、2枠は勝ちこそないものの、2着3回と1、2枠の好走が目を引く。

例えば、7Rでは1枠に入った7番人気のマテンロウカノンが1着に激走。また9Rでも2枠に入った8番人気のケイアイクビラが2着に入るなど、穴馬の好走が多く、内枠有利な傾向と言える。

札幌記念においても1、2枠に入ったソーヴァリアントウインマリリンウインマイティーの3頭には注意が必要だ。

【血統】
血統傾向を見ると、ディープインパクト系やロベルト系の活躍が目立つ。特にディープインパクト系は2勝3着1回4着2回という好成績を収めている。

7番人気のマテンロウカノン(サトノダイヤモンド産駒)や8番人気のコスモエクスプレス(エイシンヒカリ産駒)など伏兵扱いされていた馬の一変も多い。スピード豊富なディープ産駒の活躍ぶりから現在の札幌はいわゆる「スピード馬場」だと言えそうだ。

札幌記念にはシャフリヤールプログノーシスのディープインパクト産駒2頭が出走予定。血統面からは、この2頭を推奨したい。

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