20日に小倉競馬場で行われる北九州記念(GIII、芝1200m)の「血統傾向」を分析する。
2018年以降の北九州記念で3着内に入った種牡馬データを集計、下記の成績表をもとに推奨馬を紹介する。
◆【北九州記念2023予想/血統傾向】想定“2桁”人気馬を抜擢 父の影響より「フルゲートでこそ狙える」
■スプリントGI勝ちのある種牡馬に注目
過去5回の種牡馬データを見ると、ロードカナロアやキングヘイロー、ショウナンカンプなどスプリントGI勝ちのあるスピード豊富な種牡馬が活躍していることがわかる。
これは小倉芝1200mのコースが平坦な小回りコースであり、かつ夏場はスピードの出やすい野芝
オンリーの馬場となるため、とにかくスピードが問われる高速馬場となるため。
ここではロードカナロア産駒に注目する。
■サンキューユウガ
サンキューユウガは前走の重賞初挑戦となったCBC賞で2着に好走しここに挑む。近走は馬券圏外が続いていたが、初ブリンカーの効果もあって、集中した走りを見せており、このメンバーでも十分勝ち負け出来る。
近走は左回りコースに良績が集中しているため、右回りコースの克服がポイントと言える。
そこで血統データを見てみると、父ロードカナロア×母父ナスルーラー系の牡・セン馬は、小倉芝1200mが大得意で、その成績は【6.1.1.12】。
勝率は30.0%、単勝回収値は236と抜群の勝率と回収値を誇っており、小倉に舞台が代わっても力を存分に発揮してきそうだ。
サンキューユウガ自身は、デビュー2戦目の未勝利戦以来の出走となるが、そのレースでしっかりと勝ち上がっており、適性は高い。本馬の抜群のスピードを活かして前々からレースを進め、押し切るようなレースができれば、重賞初制覇も見えてくる。
◆【北九州記念2023予想/血統傾向】惨敗続きもコース相性抜群の配合 「3.4.0.8」で再激走の予感
◆【札幌記念2023予想/危険な人気馬】海外帰りの有力一角は“消し”判断 「求められる適性が異なる」
◆【札幌記念2023予想/WIN5予想】海外帰り4騎“消し”で想定2桁オッズ含む厳選2頭 WIN4は先行魅力の「一点突破」
文●中井達也(SPREAD編集部)