卓球のパリ五輪第6回選考会「2023 全農CUP 大阪大会」が25日、26日、大阪府のAsueアリーナ大阪(大阪市中央体育館)で行われ、早田ひなは決勝で張本美和と対戦。2-4で敗れ準優勝だった。
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■首位独走のなかエントリー
パリ五輪選考ランキングで首位を独走したなかこの大会にエントリー。順調に決勝までたどり着いた早田だが、15歳で急成長を見せる張本の前に最後は沈んだ。
早田はパリ五輪での金メダルに向けて、スタイルチェンジを図っていると明かす。「(WTTの)フランクフルトまでは『この状態なら100かな』くらいまでは来ていた。そこでゼロに戻して、50くらいまで持ってくることができた。それはすべてに意味がある」と新たなチャレンジについて言及。
新たなチャレンジについては「今まで打てなかったものが打てるようになる」と語り、「昨日よりも確実に成長している。それを100にすることはまだまだ足りない。自分と毎日向き合っていきたい」とさらなる成長に貪欲さを見せた。
早田は飛躍の1年となっているこの2023年の連戦に対して、「まだ終わってはいないんですけど長かった。今年は海外の試合が続いて、選考会は進んでないけど試合をずっとやってる感覚」と語り、6回を数えた選考会について、「第1回目からの成長は早かったし、世界選手権やアジア大会でメダルを獲ることができた」と充実感をにじませた。
選考ランキング首位のエースがさらなる成長に向けて動き出している。
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(Y.Imoto/SPREAD編集部)