卓球の「WTTファイナルズ福岡2024」は22日、福岡県の北九州市立総合体育館にて女子ダブルスの準決勝が行われ、世界ランキング9位の佐藤瞳、橋本帆乃香(ミキハウス)ペアは同4位の銭天一、陳幸同(中国)と対戦。ゲームカウント3ー0で勝利して決勝進出を決めた。
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■相手の研究には試合中に対応
初戦で孫穎莎、王芸迪というシングルスで世界トップに君臨するペアを翻弄してベスト4入りしたカットマンペア。決勝選出をかけて戦った2連続の中国勢では右左ペア相手に粘り強いラリーからポイントを重ね、僅差で第1、2ゲームをものにする。そのまま第3ゲームも11-6でとり切り、福岡大会でファイナルへ進出を果たした。
佐藤は初戦との変化について、「初戦に比べたらこちらが打ってくることも相手は想定内だった。結構しぶとく何回も研究されて、逆に自分たちが打たされるような展開になって、打つか迷ってしまう部分も多かった」と分析しつつも、「ふたりでコミュニケーションをとりながら『今の展開は打っても連続でいかないでやめとこう』とか、『今は行った方がいい』とか、その場面によって話しながらできた」とコンビ間での連携面には手ごたえを明かした。
橋本も、「1セット目の入りから相手が打たせないようにしているのは分かっていた」と相手に狙いを頭に入れつつも、「打てそうなボールが何回かあったところを逃してしまうところが自分のなかにあったので、それを覚えていて3セット目は狙えるところを狙う気持ちを持っていたし、そこを打って点数につなげられた」と試合のなたでの修正が勝利につながったと述べた。
両者が23日の決勝出た高いのは大藤沙月、横井咲桜ペアで、所属先であるミキハウスやTリーグの日本ペイントマレッツのチームメイトであり、互いの手の内を知り尽くした同士での戦いとなる。
佐藤は「大藤、横井選手はチームメイトでもあり後輩でもある。(やりやすさは)やりにくいです」と本音を明かしつつも「先輩の勢いを見せたい」とコメント。福岡で実現する日本人対決に勝利して優勝を狙うと語った。
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