米データ分析会社『Codify』が19日(日本時間20日)、公式X(旧ツイッター)に年度別の「100マイル(約161キロ)超え投球数」を掲載。今季は2020年の短縮シーズンを除いた直近4年間で、最多の3880球を記録したことが明らかになった。
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■日本選手最速は藤浪晋太郎の「平均98.4マイル」
『Codify』の投稿によると、レギュラーシーズンでの100マイル以上の投球数は、2019年が1056球、21年は1829球、22年には3368球を記録。今季は3880球に達し、短縮シーズンを除いた直近4年間での急激な増加が浮き彫りとなった。
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MLB公式『Baseball Savant』でフォーシームの平均球速を調べると、今季は過去最高の94.2マイル(約151.6キロ)を計測。(データ検索可能な2008年以降で)初めて94マイルの大台を突破した。08年時点で91.9マイル(約147.8キロ)だった平均球速が、わずか15年で3キロ以上も上昇しているのだから驚きだ。
今季の日本選手では、藤浪晋太郎投手の98.4マイル(約158.3キロ)が最速。春先にリリーフへと配置転換になってから、とりわけ数字を伸ばしている。先発陣ではドジャースに入団した大谷翔平投手が96.8マイル(約155.7キロ)、ブルージェイズの菊池雄星投手が94.3マイル(約151.7キロ)をマーク。日本では速球派で鳴らした菊池が“平均クラス”なのだから、メジャーリーグがいかに厳しい舞台であるかがわかるだろう。
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(H.Ariga/SPREAD編集部)