今季の大谷翔平投手は、打率.304、44本塁打、95打点、20盗塁、OPS1.066で日本選手初の本塁打王を獲得。2度目のア・リーグMVPに選出され、エンゼルスから名門ドジャースへと移籍した。
3月のワールド・ベースボール・クラシック優勝に始まり、3年連続オールスター出場、そして2度目の右ひじ手術。ファンの記憶に鮮明に焼き付いた、激動の1年を名場面とともに振り返る。
◆【実際の映像】大谷翔平、今季30号は自己最長の超特大150メートル弾 規格外のパワーに米実況は25秒間の沈黙で称える
■自身最長でもある超特大弾
大谷は6月30日(日本時間7月1日)、本拠地でのダイヤモンドバックス戦に「2番DH」で先発出場。前日に続いて、2試合連続となる超特大の30号アーチを放った。
6回裏に迎えた第3打席、相手左腕トミー・ヘンリーの2球目真ん中スライダーを捉えると、打球は角度25度で舞い上がり瞬く間に右翼スタンド上段へ。打球速度115.1マイル(約185キロ)、今季メジャー最長飛距離の493フィート(約150メートル)を計測する驚愕の一撃だった。
この当たりには実況も25秒間に渡って沈黙し、場内の大歓声に耳を傾けた。大谷がベンチでセレブレーションの兜を被るまで見届けると「なんて言ったらいいんだ」とポツリ。筆舌しがたいとてつもない本塁打に相応しい一言だった。
◆【実際の映像】大谷翔平、今季30号は自己最長の超特大150メートル弾 規格外のパワーに米実況は25秒間の沈黙で称える
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(H.Ariga/SPREAD編集部)