シアトル・マリナーズのジェームズ・パクストン選手が5月8日に、トロント・ブルージェイズ戦でノーヒットノーランを達成した。
カナダ出身の選手によるノーヒットノーランは73年ぶり2人目の快挙。
MLB史上初のレアケース
カナダ出身のパクストン選手は、2010年のドラフトでマリナーズからの指名を受け入団。
入団直後から若手有望株と見られていたパクストン選手は、2013年にメジャー初昇格で早くも初勝利を挙げる。
その後は苦しんだ時期もあったが徐々にメジャーリーグでも成績を残すようになり、昨シーズン自身初の二桁勝利(12勝5敗)をマークした。
今回のノーヒットノーランは、カナダ出身の選手がカナダの球場で、カナダの球団相手に達成した非常に珍しいMLB史上初のケースになった。
同チームの岩隈久志も祝福
2015年の岩隈久志選手に続く、球団史上6人目のノーヒットノーラン達成者になったパクストン選手。
この快挙を岩隈選手もインスタグラムで祝福している。
昨シーズンに肩の違和感を訴え手術を受けた岩隈選手は現在、復帰に向けた調整中だ。
そのため現地で直接祝うことはできなかったが、「その場で一緒に祝えない事が残念なくらい嬉しいです!」と、チームメイトのノーヒットノーランに大喜び。
自身が達成したときのことも思い出し、「良い刺激になりました」と力がこもる。
岩隈選手がノーヒットノーランを達成したのは、2015年8月のボルティモア・オリオールズ戦。MLBでの初完投初完封を、日米通じてキャリア初の偉業で飾った。
岩隈からパクストンへ、ワシが快挙を運んだ?
パクストン選手といえば、今年4月に試合前のセレモニーで放たれたワシが肩に止まったことでも注目を集めたが、岩隈選手が日本時代に所属していた球団は東北楽天ゴールデンイーグルス。
“ワシ繋がり”ということで、岩隈選手からパクストン選手へと繋がれる伏線だったのかもしれない。
Oh, just an 🦅 landing in a Big 🍁.@James_Paxton, totally fearless. pic.twitter.com/8xHYBTwNhC
— Mariners (@Mariners) April 5, 2018