■波乱の使者は前哨戦敗戦組にあり
馬券はシエラレオーネを中心に組み立てたい。フィアースネスは強力で、フォーエバーヤングも圏内の可能性は高いが、JRAで馬券が発売された2019、22、23年と、かなり波乱の結果が続いており、人気を考慮すると妙味は薄いので押さえ程度に、思い切ってバッサリ切ってしまうのも手だ。
波乱を呼ぶのは、近年の傾向では各前哨戦で敗れた馬たち。まず昨年のケンタッキーダービー馬メイジの全弟ドーノックだ。前走のブルーグラスSではシエラレオーネに完敗して4着に敗れたが、2走前のレムゼンSでは競り勝っており、シエラレオーネに唯一土をつけた存在。2走前のファウンテンオブユースSは好時計で制し、兄に続いて大舞台で本領発揮を期待したくなる。
2020年を除く過去9年の連対馬で、4頭が連対を果たしているルイジアナダービー組からは、2着に敗れたオナーマリーを推奨。GI勝ちこそないものの、2歳時にチャーチルダウンズ競馬場で行われたGIIケンタッキージョッキークラブSを快勝しており、コース適性は高い。
ジャストアタッチは1勝馬で重賞勝ちもないが、レーティングはメンバー中4位と上位に位置している。前走ブルーグラスSでシエラレオーネの後塵を拝したが、その先行力は大いなる武器。2018年の北米三冠馬、父ジャスティファイから、そろそろケンタッキーダービー馬が誕生しても何ら驚けない。
そのほか、近2年で連対馬を輩出しているジェフルビーS組から、エンドレスリーも一考。今回がダート初出走となるが、2011年のアニマルキングダムが同様のケースで優勝しており、6戦5勝という好成績なら十二分に好走できる資格はある。
また、西海岸を代表して参戦するストロングホールドも未知の魅力があり1票。GIIIサンランドパークダービー、GIサンタアニタダービーを連勝中と勢いもあり、ほぼ初対戦となる今回のメンバー相手に、一泡吹かせる可能性も十分だ。
ケンタッキーダービー2024 結論・買い目
◎(2)シエラレオーネ
◯(1)ドーノック
▲(7)オナーマリー
△(8)ジャストアタッチ
△(14)エンドレスリー
△(18)ストロングホールド
馬連流し(5点)
軸:2
相手:1、7、8、14、18
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◆著者プロフィール
石川豊●いしかわゆたか
20代から競馬メディアに寄稿。「ユタカ人気」と言われた時代、武豊が騎乗する過剰人気馬をバッサリと切り捨てる馬券術を駆使し、年間回収率100%超に成功。以来、「1番人気の勝率は3割」を念頭に、残り7割の可能性を模索し、「危険な人気馬」理論を唱え続ける。














