ドジャースの大谷翔平投手が9日(日本時間10日)、本拠地でのカブス戦に「1番DH」で先発出場する。
前日の試合では自己最多タイとなる46号ソロを放ち、メジャー史上初の記録を「46本塁打46盗塁(46-46)」に塗り替えた大谷。そんななか、米メディア『ClutchPoints』は、歴史的な活躍を続ける大谷のMVP争いと、ドジャースのワールドシリーズ優勝確率について言及した。
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■ドジャースのWS優勝確率は最高の18.1%
大谷は9日(同10日)の試合前時点で、今季打率.291、46本塁打、101打点、46盗塁、OPS.992を記録。6日(同7日)には自己最多タイとなる100打点の大台を突破し、本塁打数では一時は競ったナ・リーグ2位のマルセル・オズナ外野手(ブレーブス)に9本差をつけ独走態勢にはいっている。
『ClutchPoints』は「ショウヘイ・オオタニは歴史を作るのに慣れている。彼はベーブ・ルースよりも多くの二刀流の歴史を築いており、投球しないシーズンであっても、前人未到のことを成し遂げることができる」と大谷の活躍ぶりを称賛。
「50-50」到達にはあと19試合で4本塁打、4盗塁が必要だが「ドジャースでの最初のシーズンは成功し、3度目のMVP 獲得に向けて最後の仕上げをしている」「すでに歴史は作られている。46/46シーズンを経験した選手は誰もいないからだ。UCL損傷から回復する過程で、彼は試合にスピードを加え、足で違いを生み出した」と大谷のMVP獲得はほぼ確実視している様子だ。
さらに、ドジャースがワールドシリーズで優勝する確率について、米データ分析サイト『Fangraphs』が18.1%ともっとも高い数字を叩き出していることを取り上げ、「(ドジャース打線は)オオタニ、ベッツ、フリーマンの3人のMVPから始まり、野球界で最も恐ろしいラインナップの1つ」とし、「投手陣が怪我から回復しつつあるため、ナ・リーグでは優勝候補になるはず」と見通した。
大谷はドジャースの入団会見でもワールドシリーズ優勝に向けた強い決意を語っていたが、データ上は一番実現に近い位置にいる。昨季のディビジョン・シリーズではダイヤモンドバックス相手に3戦全敗を喫したドジャース。それについては「ドジャースは優勝候補のスーパーチームを結成した。どのチームと対戦するにせよ、ディビジョン・シリーズの対戦では昨季の成績が頭をよぎるが今、彼らにはオオタニがいて、(大谷は)キャリアで初めて10月まで本塁打と盗塁の腕前を持ち続けることになる」と、10月の大谷の活躍に全幅の信頼を寄せている。
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