【MLB】ダルビッシュ有、野茂英雄を超える「日米通算202勝目」 パドレス4連勝でWC圏内トップ死守

 

H.Ariga/SPREAD編集部

【MLB】ダルビッシュ有、野茂英雄を超える「日米通算202勝目」 パドレス4連勝でWC圏内トップ死守
パドレスのダルビッシュ有(C)ロイター/ USA TODAY Sports

パドレスダルビッシュ有投手が16日(日本時間17日)、本拠地でのアストロズ戦に先発登板。6回79球3安打無失点2四球3奪三振の好投で、今季6勝目を挙げた。これで日米通算202勝(日本93勝、米108勝)に到達し、野茂英雄の201勝(日本78勝、米123勝)を上回った。日米で勝利を挙げた投手では、黒田博樹の203勝に次ぐ単独2位へと躍り出た。

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■僅差を凌いで、パドレス逃げ切り

ダルビッシュは初回の立ち上がりを三者凡退で打ち取ると、2回表には5番アレックス・ブレグマン内野手からこの日初の奪三振を記録。5回表に四球と安打で走者を背負うも、ホセ・アルトゥーベ内野手を遊ゴロに打ち取り、ピンチを切り抜けた。6回79球を投げ切り、3安打無失点2四球3奪三振。2点リードの状態でマウンドを託した。

この日は、フォーシームの最速が95.9マイル(約154.3キロ)を計測。MLB公式のデータページ『Baseball Savant』によると、全79球の内訳はシンカー24球、スイーパー20球、カーブ14球、フォーシーム10球、スプリット5球、スライダ5球、カッター1球。38歳を迎えた熟練の投球術で、強力アストロズ打線を翻弄した。

打っては、初回にパドレスの主砲マニー・マチャド内野手が先制適時打、4回裏にはジャクソン・メリル外野手が球団の新人記録2位となる今季24号アーチを放って、ダルビッシュの好投を援護。終盤1点差に迫られるも、8回裏にジュリクソン・プロファー外野手がダメ押しの一発。最終回は、ロベルト・スアレス投手が試合を締めくくった。

僅差の熱戦は、3-1でパドレスが勝利。ナ・リーグ西地区首位のドジャースとは3.5ゲーム差の2位、ワイルドカード争いではトップを死守している。ダルビッシュは今季6勝目で、日米通算202勝に到達。野茂を上回り、黒田の203勝にもあと「1」と迫っている。

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