ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手は26日(日本時間27日)、本拠地で行われたオリオールズ戦に「3番中堅」で先発出場。7回裏の第4打席に左中間への58号2ランを放った。
ジャッジは5試合連続となる一発でドジャースの大谷翔平投手に5本差をつけてメジャー首位を独走中。ヤンキースは10-1の大勝で21度目の地区優勝を果たした。
◆【実際の映像】アーロン・ジャッジ、今季58号は滞空時間“約7秒”の特大ムーンショット 同僚驚愕の地区優勝へのダメ押し弾
■自身2度目の60本塁打とア・リーグMVP獲得に期待
ジャッジは地区優勝がかかる大事な一戦でも、ダメ押しの一発でチームの大勝に貢献した。
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第1打席では空振り三振に倒れるも、第2打席は四球で出塁、6回裏の第3打席も四球で出塁し、味方の打線が繋がって本塁に生還した。
そして7-0と大量リードで迎えた7回裏の第4打席。1死一塁のチャンスで打席に立ったジャッジは、相手4番手ブライアン・ベイカー投手のフォーシームを強振すると、打球は大きな放物線を描いて左中間スタンドへ。滞空時間はMLB公式によると6.9秒の特大58号2ランを放った。
この一発に、ベンチの同僚は「信じられない」というように両手を広げて口をあんぐり。本拠地からは「MVPコール」が沸き起こる、スター性溢れる一発となった。
ジャッジはこの試合で、5試合連発となる58号を含む2打数1安打2打点2得点2四球。今季の成績は打率.325、58本塁打、144打点、OPS1.169となった。
現時点で、ジャッジは本塁打、打点、OPSの3部門でメジャートップ。打率では、ボビー・ウィットJr.内野手(ロイヤルズ)が.332で現在1位。ジャッジは2位のブラディミール・ゲレーロJr.内野手(ブルージェイズ)の.325を小数点以下の僅差で追い、メジャー3位となっている。ウィットJr.が残り試合で連続無安打を記録しない限りかなり厳しい状況ではあるものの、まだ三冠王の可能性も残されている状態だ。
レギュラーシーズンは明日からのパドレス3連戦で終幕する。ジャッジは残り3試合で自身2度目となる60本塁打達成と、2012年のミゲル・カブレラ以来となる三冠王獲得を成し遂げることができるか。そして、自身2度目のア・リーグMVP獲得なるか。記録的なシーズン最後の締め括りに注目が集まる。
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