メジャーリーグは7日(日本時間8日)、ア・リーグ地区シリーズの第2戦「ガーディアンズvs.タイガース」の試合が行われ、3-0でタイガースが勝利。対戦成績を1勝1敗とした。
試合は両チーム無得点の9回表に、タイガースのケリー・カーペンター外野手が先制3ランを放って決着。ガーディアンズの最強守護神エマニュエル・クラセ投手が、今季初めて左打者からの被弾を許した。
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■息詰まる投手戦、最終回に決着
終盤まで緊迫した投手戦となった試合は、タイガースのタリク・スクーバル投手が7回92球を投げ、3安打無失点8奪三振の好投。今季投手三冠の実力を遺憾なく発揮し、ガーディアンズ打線を抑え込んだ。
対するガーディアンズもスクーバルの元同僚マシュー・ボイド投手が先発し、4回2/3を無失点で凌ぐと、2番手のケイド・スミス投手が打者6人をパーフェクトに。その後も、今季防御率2.57を誇るブルペン陣が機能し、両チーム無得点のまま最終回を迎えた。
試合が動いたのは9回表、タイガースはガーディアンズの抑えクラセから連打で二死一、三塁の好機を掴むと、8回表から代打で出場していたカーペンターが、6球目のスライダーを捉えて右翼スタンドへ飛び込む先制の3ランを放った。被弾したクラセは、今季74試合に登板して4勝2敗47セーブ、防御率0.61を誇るガーディアンズの絶対的守護神。今季左打者からの被本塁打はなしで、年間通してわずか自責点5とメジャーリーグ最強クローザーに君臨していた。
値千金の一打を記録したカーペンターは、試合後のインタビューで「打った後、頭が真っ白になったよ」と興奮を抑えきれない様子。今季のトレード期限では「売り手」に回ったタイガースが、ワイルドカードシリーズでは西地区覇者のアストロズを撃破。ガーディアンズとの地区シリーズも敵地1勝1敗で乗り切り、本拠地で第3戦を迎える。今シリーズのダークホース的存在になりそうだ。
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