【MLB】「ジャッジの打順を下げろ」不振続く主砲にNYメディアも我慢の限界か ド軍撃破へ“4戦連発”スタントンとソトの新コンビ結成を要望

【MLB】「ジャッジの打順を下げろ」不振続く主砲にNYメディアも我慢の限界か ド軍撃破へ“4戦連発”スタントンとソトの新コンビ結成を要望
ヤンキースのアーロン・ジャッジ (C) Getty Images

ヤンキースは25日(日本時間26日)、敵地でのワールドシリーズ(WS)第1戦に臨み、延長戦の末、3-6でドジャースにサヨナラ負けを喫した。この日、「3番中堅」で先発した主砲アーロン・ジャッジ外野手は5打数1安打3三振に終わり、ポストシーズンでの不振が続く結果となった。これを受けて、米地元紙『ニューヨーク・ポスト』は、ジャッジの打順変更を求める記事を掲載した。

◆大谷翔平、指揮官が明かした左肩負傷の“今後” リーグ優勝立役者の同僚はエール「彼のために思いと祈りを捧げる」

■「手遅れになる前に……」と提案

ポストシーズンに入って以降、ジャッジのバットは湿っている。「WSに入れば変わるだろう」という期待も空しく、この日も3打席連続三振を喫するなど復調の兆しが見えない。10月の打率が.167まで落ち込んだ主砲に対し、地元メディアもいよいよ黙っていられないようだ。

『ニューヨーク・ポスト』はサヨナラ負けの直後、「手遅れになる前にヤンキースはジャッジの打順を下げる必要がある」と題し、記事を公開。執筆した同紙の看板記者、ジョン・ヘイマン氏は2006年のア・リーグ地区シリーズ(vs.タイガース)を例に出し、「ジャッジは偉大だが、今は打順を下げる必要がある。2006年は(14打数1安打と)不振に陥ったアレックス・ロドリゲスを最後は8番まで下げたが、そこまでする必要はないだろう。4番でいいので、とにかく下げるべきだ」と主張した。

この打順変更の意図は、3番から4番に打順を下げることでジャッジの復活を促すということではない。現在4番に座っているジャンカルロ・スタントン外野手を3番に上げ、2番フアン・ソト外野手と組ませることが主な目的となる。

■降格は「やらなければいけない」

スタントンはポストシーズンに入って絶好調。この日も6回、中前打で出塁したソトを一塁に置き、左翼ポール際へ4戦連発となる豪快なアーチを放った。

同記者は「レギュラーシーズンにおいて、ソトとジャッジのコンビは少なくともここ10年で最もダイナミックだった。しかし、現時点ではソトとスタントンのコンビの方が輝いている」と指摘。「アーロン・ブーン監督がお気に入りのジャッジを降格させるというのは想像しがたい、やらなければいけないことだ」とし、ソトとスタントンで2、3番を形成し、打線の活性化を図るように求めた。

スタントンはロサンゼルス郊外出身で、少年時代はドジャースタジアム周辺も遊び場だった。同スタジアムでの試合も年15回ほどは観戦していたそうで、当時のお気に入り選手は、野茂英雄というエピソードも持つ。

Advertisement


また、プロ入り後、ジャイアンツへの移籍話が浮上した時、ドジャースと同地区のライバルチームに加入することを嫌い、トレード拒否権を行使したというから筋金入りのファンだ。

ジャッジの代わりにドジャースに立ちはだかるのは、地元に帰還した大砲なのか。ブーン監督の判断を含めて注目だ。

◆【速報/動画あり】「左肩っすね、たぶん」盗塁死の大谷翔平を襲った緊急事態 指揮官もベンチ飛び出し心配、ヤ軍に連勝も世界一へアクシデント

スクロールすると広告の後にコンテンツが続きます

◆【速報/動画あり】大谷翔平にアクシデント「トレーナーとともに二塁を去った」 盗塁試み左肩負傷か、苦痛に顔ゆがませ公式も心配

◆大谷翔平のフォームが“打撃覚醒”のきっかけに ナンバーワン有望株ホリデイが明かす「ただの遊びで真似してみたら……」