【MLB】ナ・リーグMVPは大谷翔平、リンドーア、マルテが最終候補に 焦点は史上初「3度目の満票選出」なるか

 

H.Ariga/SPREAD編集部

ドジャース・大谷翔平(C)Getty Images
ドジャース・大谷翔平(C)Getty Images

メジャーリーグ機構は11日(日本時間12日)、今季の各賞最終候補を発表した。年間最優秀選手(MVP)部門では、ナ・リーグが大谷翔平投手(ドジャース)、フランシスコ・リンドーア内野手(メッツ)、ケテル・マルテ内野手(ダイヤモンドバックス)の3名がノミネート。受賞者の発表は22日(同23日)に予定されている。

◆【MLBアワード2024】大谷翔平「MVP発表はいつ?」 3度目の満票MVPなるか、ハンク・アーロン賞ほか各賞の日程一覧

■大谷の受賞はほぼ確実

今季のナ・リーグMVP大本命は、ドジャースの大谷。移籍1年目の今季は、打率.310、ナ・リーグトップの54本塁打、130打点で打撃三部門のうち2冠王を獲得。さらには自身最多の59盗塁をマークし、チームを4年ぶり8回目の世界一へと導いた。

MVP投票で大きな指針となる、チームへの勝利貢献度を示す指標「WAR(Wins Above Replacement)」では、米データサイト『Baseball Reference』で9.2、『Fangraphs』では9.1を記録。どちらもナ・リーグトップに立っており、受賞はほぼ確実と見られている。

史上初の3度目の満票受賞が焦点となりそうだが、過去2回(2021年、2023年)との違いは指名打者のみでの出場している点。ライバルのリンドーアは遊撃手として1312イニング、マルテは二塁手で930イニング出場。リーグで有数の貢献を見せており、票が割れる可能性も十分に考えられる。

指名打者としての受賞であれば史上初の快挙、満票選出となれば二度と達成されない唯一無二の記録にもなり得る。発表は22日(同23日)、新たな金字塔を打ち立てるか注目だ。

◆【ファイナリスト一覧】各賞の最終候補が発表!大谷翔平はMVP最有力、今永昇太は新人王候補にノミネートならず

Advertisement


◆【MLBアワード2024】大谷翔平「MVP発表はいつ?」 3度目の満票MVPなるか、ハンク・アーロン賞ほか各賞の日程一覧

◆最優秀監督賞、ファイナリスト選外のロバーツ監督に同情の声 米記者が報じる「評価されるべき存在だ」