【MLB】テオスカーの残留交渉が停滞、米メディアはトップ有望株の左翼手起用を予測 「複数ポジションをこなす能力を示した」

 

H.Ariga/SPREAD編集部

【MLB】テオスカーの残留交渉が停滞、米メディアはトップ有望株の左翼手起用を予測 「複数ポジションをこなす能力を示した」
ダルトン・ラッシング(C)Getty Images

ドジャースからFAとなり去就が注目されるテオスカー・ヘルナンデス外野手。当初はチーム残留で早期に決着がつくと見られていたが、双方の要求に開きが生まれたことで交渉は難航している模様。ここにきて、古巣のひとつブルージェイズへの移籍が取り沙汰されるなど、越年の可能性も高まっている。

ドジャースの地元メディアは、テオスカー残留が実現しなかったケースに言及。チームのトップ有望株ダルトン・ラッシング捕手の左翼手併用が選択肢のひとつとなりそうだ。

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■ラッシングは来季途中にメジャー昇格か

米メディア『ドジャース・ネーション』は24日(日本時間25日)、「ドジャースのトップ有望株、ダルトン・ラッシングに対する計画は?」と題した記事を掲載。『The Athletic』のファビアン・アルダヤ記者が予測したラッシングの起用プランを取り上げた。

記事では、「ラッシングは主に捕手として起用される見込みだが、外野手でも出場する可能性がある」と予測。今季のラッシングは、捕手に加えてマイナー2階層で左翼手としても31試合に出場しており、メジャー昇格後はウィル・スミス捕手のサポートをしながら外野手でプレーすると見られている。

アルダヤ記者は、スミスまたはオースティン・バーンズ捕手が不在の場合、まずは今季4試合でマスクを被ったハンター・フェドゥーシア捕手が第一候補になると予想。ラッシングは開幕を3Aでスタートし、その後メジャーに昇格するとの見解を示した。『ドジャース・ネーション』も「複数ポジションをこなす能力を示した」とラッシングを評価している。

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現在23歳のラッシングは、2022年のドラフト2巡目全体40位でドジャースに入団。力強い打撃が魅力で、選球眼にも優れており、今季はマイナーのオールスターにも選出。「オールMiLBセカンドチーム」にも抜擢された。テオスカーとの再契約が注目される中で、正捕手候補の台頭にも期待が高まっている。

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