公式放送局『MLBネットワーク』が13日(日本時間14日)に発表した現役選手トップ100。大谷翔平投手(ドジャース)が1位、アーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)が2位に選ばれたランキングに実況アナウンサーのマイケル・ケイ氏が異論を唱えた。米複数メディアが報じている。
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■地元メディアで激しい火花散らす
『MLBネットワーク』で毎年恒例となった、開幕前の現役選手ランキング「Top 100 Players Right Now」。先月末から発表が開始され、13日(同14日)にはトップ10が公開された。1位に輝いたのは、昨季「50本塁打、50盗塁」の金字塔を打ち立てた大谷で、2022年、23年に続いて2年ぶり3度目の選出を果たした。
トップを争ったジャッジは、大谷に次いで2位。これに異を唱えたのが、ヤンキースの地元放送局『YESネットワーク』で試合実況を担当するマイケル・ケイ氏。「See ya!」の本塁打コールで知られる同氏は、「どの惑星でオオタニがジャッジよりも優れていると言えるんだ。私には理解できない。彼は18カ月間投げていない。君たちは2025年にオオタニが再び支配的な投手に戻ると予測しているのか?」と両者の打撃スタッツを比較し、ジャッジが優れていると強調した。
これを受け、米メディア『スポーツイラストレイテッド』は「こうしたランキングは常に難しい。世界最高選手と2位の間には人々が思うほどの大きな差は存在しない」と反応。『ドジャース・ネーション』は、「ジャッジがより支配的な打者であるという議論は成り立つかもしれないが、オオタニの総合的なプレー、さらには二刀流としての能力を考慮すると、彼がリーグ最高の選手であることに疑いの余地はない」とバッサリ。公式Xに、昨季のワールドシリーズでジャッジが落球した写真を添えて投稿するなど、火花を散らしている。
大谷が30歳、ジャッジは32歳で全盛期真っ只中。現役最高選手を決める論争は、しばらく収まりそうにもない。
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