MLB公式サイトは9日(日本時間10日)、「2025年、メジャーリーグでプレーする可能性のある殿堂入り候補たち」と題した記事を公開。現役トップ選手をキャリア通算の「勝利貢献度」によってランク付け、将来の殿堂入りについて言及した。
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■トラウト、バーランダーらはすでに「当確」
同記事では、米データサイト『FanGraphs』が算出した勝利貢献度「WAR(Wins Above Replacement)」を評価基準に、現役トップ選手たちを10個のカテゴリーに分類。「ティア1:数年前から殿堂入り確定」には、マイク・トラウト外野手(エンゼルス)を筆頭に、ジャスティン・バーランダー投手(ジャイアンツ)、クレイトン・カーショー投手(ドジャース)、マックス・シャーザー投手(レンジャーズからFA)の4選手が選ばれた。
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トップのトラウトは、現在通算WARが「85.7」を記録。記事によると、平均的な殿堂入り選手は50~70で、歴史的な選手では100を超えるケースもあるとのこと。すでにトラウトを含む4選手はこの基準を大きくクリアしており、今すぐ現役を退いても確実にクーパーズタウンに名が刻まれるとされている。
続いて「ティア2:すぐにでも殿堂入りのプレートを彫り始めるべき」に分類されたのは、フレディ・フリーマン内野手(ドジャース)に加え、ムーキー・ベッツ内野手(ドジャース)、ホセ・アルトゥーベ内野手(アストロズ)、ポール・ゴールドシュミット内野手ら計10選手。 アーロン・ジャッジ外野手も WAR「51.4」を叩きだして13位に食い込んだ。
■大谷翔平は「条件未達」も……
また、大谷翔平投手(ドジャース)は、特別なカテゴリー「ティア3:全盛期の『生きる伝説』のゾーン」にフアン・ソト外野手(メッツ)とともにランクイン。殿堂入りの候補者になるには、最低でも10シーズン以上プレーする必要があるため、現状ふたりは条件を満たしていない。
一方で、同記事では「大谷に関しては、彼の時代が来た際に殿堂入りを妨げる要因が何かあるとは到底考えられない。彼はすでに3度のMVPを獲得し、ベーブ・ルースと比較されるほどの国際的なスーパースターなのだ」と称賛。将来の殿堂入りに太鼓判を押した。
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