卓球の日本一を決める「天皇杯・皇后杯 2025年全日本卓球選手権大会」は26日、女子シングルスの決勝が行われ、女子では早田ひな(日本生命)は張本美和(木下グループ)と対戦。4ー0で勝利して3年連続4度目の優勝を果たした。
実力者が上位に名を連ねたなか、勝負所で強さを見せつけた日本のエースに対して中国メディアも高い評価を与えている。
◆早田ひなが5位、張本美和が6位、大藤沙月が7位 伊藤美誠が2ランクアップで8位|卓球女子世界ランキング(2025年第5週)
■世界トップが集まる戦いで魅せた
女子シングルスは世界トップ10に名を連ねる4選手が準決勝に勝ち進むというレベルの高さを見せたなか、強さを発揮したのが早田。
準決勝で世界ランキング7位の大藤沙月(ミキハウス)を完封すると、迎えた決勝でも同6位の張本美和(木下グループ)相手に立ち上がりを支配してリズムを作らせず。第3、4ゲームはビハインドのなか強烈なフォアやサービスで逆転するなど、世界トップに成長した16歳をストレートで退ける圧巻の強さで3連覇を果たした。
そんな早田に対して中国メディア『捜狐』も「ヒナ・ハヤタの戦術がとても効いていいることは明らかだった」と決勝を評価。「彼女はミワ・ハリモトをしっかりコントロールして、彼女がスピードにおいて優位性を保つことを阻止。経験が知恵をもたらした」と左腕からの負傷から回復中の24歳が見せた試合運びに脱帽している。
早田はこれで2013年度(2014年)から3年連続優勝した石川佳純さん以来6人目の女子シングルス3連覇を達成。パリ五輪で負った怪我からの復活に注目が集まっていたなか、エースが全日本の舞台で改めてその力を証明した。
◆早田ひなが5位、張本美和が6位、大藤沙月が7位 伊藤美誠が2ランクアップで8位|卓球女子世界ランキング(2025年第5週)