2025年最初のビッグレースとなる第42回フェブラリーステークス(23日/GI、東京ダ1600m)には昨年の優勝馬ペプチドナイル、根岸Sを制したコスタノヴァ、プロキオンS覇者サンデーファンデー、武蔵野S優勝のエンペラーワケアなど、各路線からの好走馬が出走予定。
ここでは「フェブラリーステークス2025」の出走予定馬、過去10年データ、過去傾向、枠順、追い切り、血統、穴馬など、予想に役立つ「馬券攻略ガイド」を随時更新する。
目次
■「フェブラリーステークス2025」出走予定馬・予想オッズ
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枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 予想オッズ | 予想人気 | 厩舎 | 1 | 1 | エンペラーワケア | 牡5 | 58.0 | 横山武史 | 4.7 | 2 | 栗東・杉山晴紀 | 1 | 2 | タガノビューティー | 牡8 | 58.0 | 石橋脩 | 38.0 | 12 | 栗東・西園正都 | 2 | 3 | ミトノオー | 牡5 | 58.0 | 田辺裕信 | 60.0 | 14 | 美浦・牧光二 | 2 | 4 | ウィリアムバローズ | 牡7 | 58.0 | 岩田望来 | 32.1 | 11 | 栗東・上村洋行 | 3 | 5 | アーテルアストレア | 牝6 | 56.0 | 横山典弘 | 27.1 | 10 | 栗東・橋口慎介 | 3 | 6 | メイショウハリオ | 牡8 | 58.0 | 浜中俊 | 24.8 | 9 | 栗東・岡田稲男 | 4 | 7 | サンデーファンデー | 牡5 | 58.0 | 鮫島克駿 | 17.7 | 6 | 栗東・音無秀孝 | 4 | 8 | ドゥラエレーデ | 牡5 | 58.0 | 横山和生 | 20.0 | 7 | 栗東・池添学 | 5 | 9 | コスタノヴァ | 牡5 | 58.0 | R.キング | 3.8 | 1 | 美浦・木村哲也 | 5 | 10 | アンモシエラ | 牝4 | 56.0 | 吉田豊 | 41.3 | 13 | 栗東・松永幹夫 | 6 | 11 | ペプチドナイル | 牡4 | 58.0 | 藤岡佑介 | 10.0 | 4 | 栗東・武英智 | 6 | 12 | サンライズジパング | 牡4 | 58.0 | 幸英明 | 14.0 | 5 | 栗東・音無秀孝 | 7 | 13 | デルマソトガケ | 牡5 | 58.0 | 松若風馬 | 66.6 | 15 | 栗東・音無秀孝 | 7 | 14 | ミッキーファイト | 牡4 | 58.0 | 戸崎圭太 | 8.0 | 3 | 美浦・田中博康 | 8 | 15 | ガイアフォース | 牡6 | 58.0 | 長岡禎仁 | 22.2 | 8 | 栗東・杉山晴紀 | 8 | 16 | ヘリオス | セン9 | 58.0 | 原優介 | 82.4 | 16 | 高知・工藤真司 |
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※想定騎手や予想オッズは、SPREAD編集部が戦績等により掲載しています。
※出馬表・結果・成績・オッズなどのデータは、必ず主催者発表のものと照合し確認してください。
■「フェブラリーステークス2025」追い切り
追い切り評価:ミッキーファイト
この中間も田中博厩舎らしくハードな乗り込みが目につく。しかも直近など2/12にはWコースで5F65秒台、2/16が坂路で4F50秒9、そして直前の2/20に再びWコースで5F65秒台を叩き出させてくるのだからスパルタもスパルタ。その甲斐あって着実に鈍さが薄れて反応良化とその成長ぶりもすこぶる順調。まずは一冠か、要注目。
◆詳細記事はコチラ⇒【フェブラリーステークス2025予想/追い切り診断】連勝でGI戴冠狙う一角に「S」の最高評価 スパルタ調教に応えて「成長ぶりもすこぶる順調」
追い切り評価:ペプチドナイル
思い出の舞台へと連覇をかけて出走する今回だが、やはり陣営も力が入っているのか、乗り込みは非常に熱心。1週前にはバキバキに攻めて坂路の自己ベスト4F50秒4をマークさせてくるのだからよっぽど。それでいて夢中にならず、メリハリを効かせて動けるのが今の完成した同馬。デキに抜かりなし。連覇も十分。
◆詳細記事はコチラ⇒【フェブラリーステークス2025予想/追い切り診断】“3強ムード”に待ったをかける高評価「A」 バキバキの攻めでデキに抜かりなく「今が完成形」
■「フェブラリーステークス2025」過去10年データ
前走ローテ
![[過去10年]フェブラリーステークス2025の前走ローテ](https://spread-sports.jp/wp/wp-content/uploads/2025/02/1739350926-1570880092.jpg)
[過去10年]チャンピオンズカップ2024の前走ローテ
最上位の格を持つレースだけに、勝ち馬を輩出しているレースはわずかに3つ。勝負する権利を得るためには、ステップの段階で足切りを回避しなくてはならない狭き門となっている。裏を返せば注目すべきところがはっきりしているとも言え、前走ローテから大きなヒントが期待できる。
◆詳細記事はコチラ⇒【フェブラリーステークス2025予想/前走ローテ】傾向“ハッキリ”の根岸S&チャンピオンズC組 「2.0.1.3」で妙味ありは第3の選択肢から
人気・配当傾向
過去10年で1番人気は勝率50.0%、複勝率80.0%と強力。馬券外に敗れたのは昨年のオメガギネス(14着)、2022年のレッドルゼル(6着)。2番人気は【3.1.0.6】でわりとピンかパー。1、2番人気が合わせて8勝を挙げており、人気に応えて勝利することが多い。ただし、3番人気以内同士のワンツー決着は3回。5番人気の2着が4回もあり、1~2+2~5番人気のワンツー決着は7回を占める。
◆詳細記事はコチラ⇒【フェブラリーステークス2025予想/高配当メソッド】昨年“3連単153万”で荒れる時は大荒れ 「1.1.1.1」該当の穴馬は波乱の使者となるか
枠順データ・傾向
過去10年、最多の3勝を挙げているのは2枠で【3.0.2.14】勝率は15.8%でトップ。続いて4枠【2.2.2.14】、6枠【2.0.1.17】で、いずれも勝率10.0%。勝ち星がないのは8枠と1枠。8枠は【0.3.0.17】と2着は3回あるものの、1枠は【0.0.0.19】と全滅。GIに格付けされた1997年以降で見ても、1枠は【1.2.3.46】。勝率1.9%、複勝率11.5%は群を抜いて悪い成績。エンペラーワケアは1997年以降、【0.1.1.25】でいまだ勝利がない1枠1番に入ってしまった。データを覆せるか。
◆詳細記事はコチラ⇒【フェブラリーステークス2025予想/枠順】GI昇格後「勝ち星ゼロ」の1枠1番に有力一角がイン コスタノヴァは“馬券内率72.7%”該当】
■「フェブラリーステークス2025」全頭診断
・エンペラーワケア
前走武蔵野Sは初のダート1600m戦で快勝。スムーズさを欠くレースにもかかわらず、狭いところから抜け出した勝負根性は立派だった。左回りでは【4.1.0.0】と抜群の安定感。GIの舞台でも侮れない。
・ガイアフォース
昨年の本レース2着。当時を含めマイル適性は申し分ないものの、前走チャンピオンズCが距離不適とはいえさすがに負けすぎ。2-4着までタイム差なしの大接戦だった昨年は展開のアヤと言える結果でもあり、2年連続好走へのハードルは高そうだ。
・コスタノヴァ
前走根岸Sは圧巻のパフォーマンスで勝利。東京無敗の強さをいかんなく発揮した強いレースぶりだった。過去10年のフェブラリーSにおいて、前走根岸S勝ち馬かつ東京マイル勝利あり該当馬は【3.0.0.0】。自身初となる間隔の詰まった臨戦過程がどうかも、目下の勢いを軽視することはできない。
◆詳細記事はコチラ⇒【フェブラリーステークス2025予想/全頭診断】前走5着以下に“馬券内率80%”該当 ウィリアムバローズは外枠なら押さえ必須か
■「フェブラリーステークス2025」軸馬/穴馬予想コラム
危険な人気馬:ミッキーファイト
過去10年のフェブラリーSで好走しているのは、前走が根岸S、チャンピオンズC、東海S(現プロキオンS)の3レースに集中しており、勝ち馬10頭は、このいずれかをステップとしてきた馬に限られる。
前走が地方交流重賞を使われていた馬は【0.3.3.44】の成績で、連対率わずか6.0%。前走が地方だった馬が優勝したのは、2009年サクセスブロッケンまで遡らなければならない。さらに、前走が交流GI以外だと【0.0.1.9】と、さらに成績は見劣ることになり、ローテの面でミッキーファイトはかなりのマイナス材料だ。
◆詳細記事はコチラ⇒【フェブラリーステークス2025予想/危険な人気馬】前走重賞Vも関連性低い臨戦過程で「消し」 15年間勝ち馬ゼロ+“馬券内率1割弱”のダブルパンチ
データ攻略
前哨戦の根岸Sを制したコスタノヴァ。圧巻のパフォーマンスを経て臨むここは人気一角が予想される1頭だ。今回は自身初となる間隔の詰まったローテーション+乗り替わり。期待と不安が同居する本馬に対してデータが下したジャッジは?
◆詳細記事はコチラ⇒【フェブラリーステークス2025予想/データ攻略】コスタノヴァとミッキーファイトの「買い or 消し」 人気予想2頭のうち“鉄板級”該当馬は
■「フェブラリーステークス2025」レース概要
開催日:
2025年2月23日(日)15時40分
1回東京8日目 11R
第42回 フェブラリーステークス(GI)
施行条件:
ダ左1600m
4歳上オープン/国際/指定/定量
賞金:
1着 1億2000万円
2着 4800万円
3着 3000万円
4着 1800万円
5着 1200万円
■「フェブラリーステークス2025」東京ダ1600mコース解説
バックストレッチを2コーナー方面に真っ直ぐ延長した地点からのスタート。スタート後は150mほど芝を走ってからダートコースに合流していく。芝部分を長く走れる外枠が有利。バックストレッチ後半からの起伏を越えるとしばらく平坦だが、4コーナーを回ると直線入り口から半ばまで上り坂が続くが、上り切ってからゴールまでの約200mはほぼ平坦。ゴール前の直線の長さは501.6m。極端に流れが遅くなることは少なく、スピードは必須だが、短距離タイプでは押し切りが難しい。中距離を走れるスタミナも必要で総合力が問われる。
2024年 ペプチドナイル
着順 | 枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム・着差 | 上がり | 人気 | 1着 | 5 | 9 | ペプチドナイル | 牡6 | 58.0 | 藤岡佑介 | 1:35.7 | 37.5 | 11 | 2着 | 4 | 7 | ガイアフォース | 牡5 | 58.0 | 長岡禎仁 | 1.1/4 | 37.2 | 5 | 3着 | 4 | 8 | セキフウ | 牡2 | 58.0 | 武豊 | クビ | 36.4 | 13/td> |
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2023年 レモンポップ
着順 | 枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム・着差 | 上がり | 人気 | 1着 | 4 | 7 | レモンポップ | 牡5 | 58.0 | 坂井瑠星 | 1:35.6 | 36.3 | 1 | 2着 | 8 | 15 | レッドルゼル | 牡7 | 58.0 | 川田将雅 | 1.1/2 | 35.7 | 3 | 3着 | 3 | 6 | メイショウハリオ | 牡6 | 58.0 | 浜中俊 | 2.1/2 | 35.8 | 4 |
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2022年 カフェファラオ
着順 | 枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム・着差 | 上がり | 人気 | 1着 | 3 | 6 | カフェファラオ | 牡5 | 58.0 | 福永祐一 | 1:33.8 | 34.3 | 2 | 2着 | 8 | 15 | テイエムサウスダン | 牡5 | 57.0 | 岩田康誠 | 2.1/2 | 35.0 | 5 | 3着 | 6 | 11 | ソダシ | 牝4 | 56.0 | 吉田隼人 | 1.1/4 | 36.0 | 8 |
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監修:山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長