【MLB】ド軍屈指の有望株ラッシング、昇格間近も“正捕手に空席なし” 米記者が起用法に言及「可能性を探ってきたが……」

 

H.Ariga/SPREAD編集部

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【MLB】ド軍屈指の有望株ラッシング、昇格間近も“正捕手に空席なし” 米記者が起用法に言及「可能性を探ってきたが……」
ダルトン・ラッシング(C)Getty Images

MLB公式のドジャース担当ソニア・チェン記者は25日(日本時間26日)、「ラッシングはメジャー昇格間近、しかしどこでプレーするのか?」と題した記事を公開。球団屈指の有望株ダルトン・ラッシング捕手の起用法について取り上げた。

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■球団は捕手としての成長を最優先に

現在24歳のラッシングは、2022年のドラフト2巡目全体40位でドジャースに入団。力強い打撃が魅力で、昨季はドジャース傘下の2Aと3Aで計114試合に出場。打率.271、26本塁打、85打点、OPS.896をマーク。左翼手としても31試合に出場した。

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チェン記者は、今季中のメジャー昇格が期待されるラッシングの起用法に言及。昨季3月にドジャースと10年契約を結んだ正捕手のウィル・スミスとポジションが被る点に触れ、「いつ」「どのポジションで」プレーするのかを問題点に挙げた。

記事によると、ラッシングの打撃はすでにメジャーで通用すると見られており、昨季中盤からは左翼手の守備も無難にこなした。球団は様々な可能性を探ってきたが、ドジャースの外野手は現在飽和状態。最終的には、捕手としての成長を最優先にするとのこと。スプリングトレーニングでの出場機会は主に捕手となり、必要に応じて一塁手や指名打者としても起用される方針だ。

ラッシングは、キャンプでドジャースの投手陣と積極的にコミュニケーションを取っており、ブルペンでの捕手役を務めるだけでなく、「模擬投手会議」にも参加しているという。これは、若手捕手がメジャーの投手やコーチ陣とスムーズに連携できるようにと、球団が新たに導入した取り組みだそう。

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■首脳陣からも高評価

ドジャースのブランドン・ゴームズGMは「彼は守備面に全力を注いでいる。打撃面はすでに良い状態だ。もちろん更に向上させる余地はあるが、今はとにかく捕球や試合運びの部分に力を入れている。彼は本当に努力しているし、動きも良くなっている」と高く評価。デーブ・ロバーツ監督は、「彼は求められたことを何でもやっている。観察力が鋭い選手だね。周りをよく見ているし、投手との会話にも積極的に参加し、良い関係を築くことにも力を入れていて、急速に成長しているよ」と期待を寄せた。

ラッシングは、「どのポジションであれ準備を整えておく」と意気込みを見せている。捕手としては、当面スミスのサポート役に回ると見られているが、将来的にはドジャース扇の要になれる可能性を秘めている。スーパースター軍団でどのような成長を遂げるのか、有望株からも目が離せない。

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