【UFC】マネル・ケイプ、“アイポーク論争”で物議……17連勝中の選手に勝利も「両手で目を突いているのがはっきりわかる」

 

A.Kudo/SPREAD編集部

【UFC】マネル・ケイプ、“アイポーク論争”で物議……17連勝中の選手に勝利も「両手で目を突いているのがはっきりわかる」
マネル・ケイプ(C)Getty Images

総合格闘家でUFCフライ級6位のマネル・ケイプの勝利が物議を醸している。

ケイプは2日に米国・ラスベガスで開催された「UFCファイトナイト」のメインマッチで、同級8位のアスー・アルマバイエフ(カザフスタン)と対戦し、3ラウンド2分16秒でTKO勝ちをした。

しかし、試合後にケイプがアルマバイエフの目を突く場面の動画がSNS上で拡散され、「マネル・ケイプは失格だ」「スローモーションで、両手で彼の目を突いているのがはっきりわかる」など批判の声が上がっている。

◆【実際の動画】マネル・ケイプ、“アイポーク疑惑”のシーン……逃げる対戦相手の目に指が入り?相手の表情が歪む

■TKO勝ちも2度のアイポーク疑惑で物議

ケイプは当初、同級1位のブランドン・ロイバル(米国)と対戦予定だったが、ロイバルの負傷により試合中止に。代役としてUFC4勝無敗、17連勝中のアルマバイエフとの対戦が決まった。

ケイプのアイポーク論争について、米専門メディア『ブラッディー・エルボー』は「マネル・ケイプ、KO勝利に“ズル”の懸念も、5万ドルのボーナス獲得」との見出しで記事を投稿。「KOしたケイプは、ライバルの目をかすめたと思われる場面が2度あり物議をかもした。露骨なものはなかったものの、放送でハイライトが流れたときには騒然となった」と伝えた。

『ブラッディー・エルボー』によると、アイポークしたと思われる場面は、2ラウンド目と3ラウンド目の2回。

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第2ラウンドでは試合が一時ストップしたものの、リプレイ確認後に試合を続行。しかしその後に公開された別アングルでは目をかすめているように見えたという。第3ラウンドでもアイポークと思われる場面があったものの、審判のストップは入らず。そのままケイプは畳みかけてKO勝ちを収めた。

■ケイプ「僕の中ではクリアだった」

スロー動画を投稿したYouTuberの「MMA Joey」は、「なんてこった!!! 詳しく検証した結果、マネル・ケイプは失格だ」とし、「スローモーションで、両手で彼の目を突いているのがはっきりわかる。一度のアイポークでは済まなかったんだ」と主張。

スロー再生を見たファンからは「彼は拳を開いて目を狙っている。私が見た中で最も露骨なアイポークだ」とぼ批判的な意見のほか、「いつもなら同意だが、(ケイプ)は文字通り全力疾走していた(わざとではないと思う)。リプレーで見るべきだったし、彼に5分の猶予を与えるべきだった」と運営側の責任との声も上がった。

また、ケイプ自身にも試合後インタビューでアイポークについての質問が飛んだ。

ケイプ自身は「それは私の仕事ではない。私は何も見ていない。(審判は)もっと気を配るべきだったと思う」と持論を展開。「僕はオクタゴンでたくさん苦しい思いをしていたから分からない。僕の中ではクリアだった(不正はなかった)」とし、「もし彼(アルマバイエフ)が戦うことができず本当に動けずに何か文句を言っていたなら、彼に3秒与えて逃した。何もないなら戦うだけだ」と語っている。

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