【MLB】ロバーツ監督、開幕戦勝利の山本由伸を絶賛「サイ・ヤング賞候補に挙がる」 レジェンド左腕カーショーも「彼の投球は特別」と言及

【MLB】ロバーツ監督、開幕戦勝利の山本由伸を絶賛「サイ・ヤング賞候補に挙がる」 レジェンド左腕カーショーも「彼の投球は特別」と言及
ドジャース・山本由伸(C)Getty Images

2025年シーズンの開幕戦が18日、東京ドームで行われた。王者ドジャースカブスを4-1で下し、白星スタート。先発した山本由伸投手が5回3安打1失点と好投し、日本選手4人目となる開幕戦勝利を飾った。デーブ・ロバーツ監督は試合後、「彼がサイ・ヤング賞の候補に挙がらない理由はない」とし、山本を称賛。地元紙『ロサンゼルス・タイムズ』などが伝えている。

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■敵将「スプリットが素晴らしい」

5回72球を投げ、3安打1失点でまとめた山本。最速98.1マイル(約157.8キロ)の速球と切れ味鋭いスプリットでカブス打線を翻弄し、勝利投手となった。

ロバーツ監督もこの快投を絶賛。「昨年と今年を比べると、ストライクゾーンに速球を投げ込む際の自信と確信がまるで別人のようだね」とした上で、「このままの調子を保てば、今シーズンのサイ・ヤング賞候補にならない理由はないと思うよ」と期待を寄せた。

一方、カブスのクレイグ・カウンセル監督は「今夜の彼のスプリットは素晴らしかった。スプリットの球速が93~94マイルも出ていたようだ。普通なら、打者はゾーンを外れるボールをいくつか見送ることができるんだけど、彼は本当に勝負できるスプリットをたくさん投げてきた。(振らずに)見送ることが非常に難しい球だった」と指摘し、山本の宝刀を称賛した。

山本自身はこの日の投球について「重心をしっかり保ち、バランスよく投げることができました。普段より強く投げようとはしていませんでしたが、自分の力がしっかりと伝わるボールを投げることができたと思います」と振り返った。

■「昨季PSが自信に」と明かす

昨季は6月に右上腕三頭筋の張りで負傷者リスト(IL)入り。3カ月ほど離脱したが、終盤に復活した山本。ポストシーズンでは4試合に先発し、チームのワールドシリーズ制覇に貢献した。

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「あの1カ月(ポストシーズン)の経験が、本当に自信につながりました。こうしたら打たれるとか、こういう感じでこう投げたら抑えられるとか、そういう感覚が身につきました。昨シーズンは、(当初)その感覚が明確にはつかめていませんでしたが、10月にそれをつかむことができたので、それが自信につながっていると感じています」と2年目の進化について明かした。

大谷翔平投手の右肘や左肩の手術を担当したニール・エラトロッシュ医師によると、リハビリ中のクレイトン・カーショー投手からは「特別なものを見たかったら、ヤマモトの投球を見るべき」と言われたという。また、地元紙『ロサンゼルス・タイムズ』は「ドジャースにおいて、サイ・ヤング賞獲得の最有力候補はオオタニではないかもしれない」とし、山本を同賞候補に推した。

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