【ドバイシーマC/3連単30点】ダノンデサイルらGI馬に立ちはだかる“日本馬キラー” 英国勢2騎も不気味

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ダノンデサイル/2024年日本ダービー(C)Toshihiko Yanagi
ダノンデサイル/2024年日本ダービー(C)Toshihiko Yanagi

日本時間6日深夜、UAE・メイダン競馬場にて、ドバイWCデーが行われる。今年は7競走に、日本から大挙25頭が参戦。ここでは、中長距離ナンバーワン決定戦、第8レース・ドバイシーマクラシック(GI・芝2410m)を攻略する。

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■ジャパンCからの直行ローテは吉

2002年のGI昇格後、日本調教馬は4頭が勝ち名乗りを上げ、19~24年の近5回(20年は中止)では、毎年最低1頭は馬券圏内に絡んでいるように、ドバイWCデーの中では得意条件のレース。今年も4頭が参戦し、どの馬にもチャンスはあるだろう。

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その中でも筆頭候補として期待したいのは、一昨年の菊花賞馬ドゥレッツァだ。昨年は未勝利に終わったが、夏には英インターナショナルSへ遠征して5着に入線。同レースは、昨年のロンジンワールドベストレースに認定されており、かなりハイレベルの一戦で、その舞台で世界の強豪を相手に好走した価値は高い。

前走のジャパンCではドウデュースと激戦を演じて2着同着。それ以来の一戦となるが、近年は22年1着シャフリヤール(ジャパンC3着)や、24年3着リバティアイランド(ジャパンC2着)など、ジャパンC好走からの直行でドバイシーマCでも好結果を残す例が多く、ドゥレッツァにとっては好材料。海外遠征も2度目で慣れも見込めるし、父ドゥラメンテが2着に敗れた一戦で、仔の仇討ちを期待したい。

■日本の4歳勢2騎もチャンス十分

ドゥレッツァと同じくジャパンC2着タイのシンエンペラーも、勝ち負けを期待できる1頭。GIは未勝利だが、昨年はダービーで3着、初の海外遠征となった愛チャンピオンSでは、ハイレベルなレースの中、あわやの小差3着と好走。凱旋門賞を制した全兄ソットサスに続き本馬も世界で通用する力は持ち合わせている。

前走のネオムターフCでは、逃げの手に打って後続を完封し、約1年3カ月ぶりの白星をマーク。22年3着オーソリティも、ネオムターフC勝利から本番での好走につなげており、ローテ的にも相性は悪くない。あとは戦法的に、レベルスロマンスとの兼ね合いがカギ。競り合って真っ向勝負になった際にどこまで戦えるか、ということだろう。

昨年のダービー馬、ダノンデサイルも争覇圏内の1頭。ダービーでは、前記シンエンペラーらを退けて快勝し、世代の頂点に立った。休み明けの菊花賞では、厳しい展開にさらされ6着に大敗したが、有馬記念では逃げ粘って3着に好走。前走のAJCCでは中団の外から鋭く追い込み、GI馬の貫録を見せてくれた。

今回はダービーと同様、左回りでコーナー4つの12ハロン戦となり、舞台適性はバッチリ。前走から余裕のある間隔で臨める点も好感が持てる。あとは、鞍上の戸崎がドバイの芝コースが初騎乗となる点がどうか。

■日本勢に立ちはだかるディフェンディングチャンピオン

レース史上初の連覇を狙うUAEのレベルスロマンスが、日本勢の前に立ちはだかる。これまでにGI7勝、世界6カ国で重賞制覇を成し遂げており7歳を迎えても意気盛ん。昨年の当レースでは、2番手から楽に抜け出してシャフリヤールに2馬身差の快勝。秋のブリーダーズカップターフでは、先行策からローシャムパークの急追をクビ差退けるなど日本勢の悲願をことごとく打ち砕いている。

今年も前哨戦のアミールTを制して本番を迎えることとなり、昨年と同様のローテ。ゴドルフィン勢はドバイワールドCへの出走がないだけに、エース格の本馬は必勝態勢。大崩れすることは考えにくい。

出走メンバーの中でレーティング最上位なのが、フランスのカランダガン。GI勝ちこそないものの昨夏は英インターナショナルSで、欧州年度代表馬シティオブトロイに1馬身差の2着。秋の英チャンピオンSでも2着に好走し、各ブックメーカーでは1番人気の支持を集めている。

芝2000mを連続で好走しているが、3走前のキングエドワードVII世S(GII・芝2390m)で圧勝しているように、12ハロン戦も適舞台。シンエンペラーとレベルスロマンスがやり合って、ハイペースになるようなら、本馬の末脚が届く展開になるだろう。

izukawaya

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