JRAは17日、第30回秋華賞(GI、京都芝2000m)の枠順を発表した。
オークス馬カムニャックは8枠17番、桜花賞馬エンブロイダリーは6枠11番、エフフォーリアの全妹ジョスランは2枠3番から発走する。
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■差し馬は極端な枠でなければ穴も
阪神開催だった2021、22年を除き、京都で行われた過去8年において、複数勝利を挙げるのが3枠【3.0.1.12】と7枠【2.1.2.18】。以下は4枠【1.3.1.11】、6枠【1.2.0.13】、8枠【1.0.1.21】と続く。もっとも馬券絡みが少ないのが5枠で【0.1.0.15】となっている。連対数最多で成績が安定してる4枠にはテレサとクリノメイがイン。
過去8年で1番人気が【5.0.0.3】と圧倒的に強い本レース。1番人気で馬券外に敗れたのは、5枠に入ったビッシュ(10着)、1枠に入ったダノンファンタジー(8着)とアエロリット(7着)。1枠の2頭は先行したことでスタミナ不足、結果的には距離が長すぎたわけだが、内回りコースで馬群に包まれるリスク、それを嫌って先行策に出ても残れるほどのスタミナがある馬でなければ、人気馬でも難しい枠なのかもしれない。
脚質別に見ると、逃げ先行馬は【1.1.2.29】と上述の通り、抜けた強さやスタミナがなければ好走が難しいうえに、好走馬4頭中3頭が2~3枠から出現しており、内枠必須となる。前に行きそうな馬の中では、ケリフレッドアスクが唯一、脚質に合った枠を手にした。
中団以下の差し追込馬はどの枠からもまんべんなく好走しているが、馬番15~18番は【1.0.1.19】複勝率9.5%と難易度が高い。また1~4番も【0.1.2.17】と振るっておらず、このうち5番人気以内が【0.1.2.3】。人気サイドしか好走できておらず、それでも取りこぼしがある。昨年はミアネーロとクイーンズウォークが差し損ねて馬券外に敗れた。差し馬は基本的に極端枠でなければ、人気に関わらず好走しやすい。
カムニャックは8枠17番と外過ぎる印象はあるものの、1番人気ミッキークイーンが18番枠から勝利しており、のびのび走れる外枠はプラスと捉えていい。一方で18番枠のパラディレーヌは内枠からの競馬が上手なだけに厳しい枠に入ってしまった。
上位人気の一角となりそうなジョスランは2枠3番。勝ち負けまでは厳しいが、複勝率50.0%該当ならば軽視は禁物だ。
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