今週は安田記念を見据える重要な前哨戦、第57回マイラーズC(GII、芝1600m)が京都競馬場で行われる。
今年は、アドマイヤズームとシャンパンカラーのGI馬2頭が参戦。加えて、重賞3勝のシックスペンスに、昨年のマイルCSで善戦したウォーターリヒト、オフトレイル、エルトンバローズや、昨年のマイラーズC覇者ロングランなど、重賞ウイナーが10頭の豪華版。対するはベラジオボンド、ファーヴェントなどが初重賞を狙う構図で、見応え十分の一戦となりそうだ。
そんな中、実績馬シックスペンスが、今回の「危険な人気馬」の標的となる。
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■芝替わり、血統、コース適性…課題は山積み
昨年のシックスペンスは、中山記念制覇から大阪杯で1番人気に支持されたものの7着に敗戦。続く安田記念でも3番人気で12着に大敗するなど、芝の大一番で結果を残せなかった。するとダートに転戦し、マイルCS南部杯で2着に好走して適性を見せたかに思えたが、チャンピオンズCでは11着に大敗、前走フェブラリーSでも9着に敗れるなど、精彩を欠く日々。今回から勇退した国枝厩舎から田中博厩舎に転厩して心機一転、再度芝のレースで奮起したい局面だ。
マイラーズCは、芝の短距離や中距離など、あらゆる路線から臨戦してくる一戦で、距離延長・短縮など、大きな差はなく満遍なく好走馬を輩出している。しかし、前走ダートからの臨戦は、過去10年で【0.0.0.7】の成績で、一度も馬券に絡むことができていない。2021年には、芝重賞3勝のエアスピネルが、フェブラリーS2着から臨戦するもマイラーズCでは8着に敗れており、芝重賞実績があってもダートからの転戦では結果が芳しくない傾向にある。
次に、マイラーズCでは前走の着順・人気にも着目したいところ。過去10年の優勝馬は、レースを問わず、前走の着順が6着以内、前走の人気が5番人気以内に限られており、人気に推されるだけの実績を持ち合わせて順調にキャリアを積んでいる馬が好ましい。春の大舞台に向けて“順調さ”は重要な好走条件と言えよう。
シックスペンスは前走がダートのフェブラリーSだったとはいえ、6番人気9着。上述したように精鋭を欠く日々でこの点は大きな減点材料となる。
また、昨年まで2年連続リーディングサイヤーに輝き、ここまで重賞54勝(障害含む)をマークしているキズナ産駒だが、京都の芝マイル重賞は【0.0.0.9】の成績で、一度も馬券に絡んだことがない。東京の芝マイル重賞は、ソングラインのGI3勝を含む7勝、中山芝マイルも重賞3勝をマークしているのに対し、京都のマイルコースは鬼門となっている。
シックスペンスは、芝マイル戦で3戦2勝と相性はいいが、勝ったのは2~3歳の若い時期。重賞3勝はすべて関東圏の芝1800mで、関西圏への出走は昨年の大阪杯以来。さらに初の京都コースと、コースへの対応力も未知数と、課題は山積み。そのほかにも久々の芝レースになることや、血統面での相性の悪さなど、マイナス材料は多く、実績面を評価されて人気になるようであれば、そこまでの信頼感はなく、少なくとも「頭」勝負は避けたい。
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◆著者プロフィール
石川豊●いしかわゆたか
20代から競馬メディアに寄稿。「ユタカ人気」と言われた時代、武豊が騎乗する過剰人気馬をバッサリと切り捨てる馬券術を駆使し、年間回収率100%超に成功。以来、「1番人気の勝率は3割」を念頭に、残り7割の可能性を模索し、「危険な人気馬」理論を唱え続ける。














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