卓球・Tリーグの九州カリーナに入団した平野美宇が7日、都内で選手契約締結の「記者発表会」を実施。新天地での新たな挑戦について語った。
注目を集めた新天地への移籍会見では、移籍に至った経緯が語られ、新たな決断を下した平野の決意も明らかになった。
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■華々しいキャリアの中で生まれた迷い
平野は日本生命レッドエルフでのプレーを経て、2022-2023シーズンに木下アビエル神奈川に加入。在籍4シーズンで3度の優勝に貢献した。2023-2024シーズンからは、現役引退した石川佳純さんに代わって主将を務め、張本美和、長﨑美柚といった国内屈指の選手を擁するチームの中心を担ってきた。
その間には2024年のパリ五輪出場を懸けた戦いがあり、自身初のシングルス出場を果たすと、団体戦では2大会連続の銀メダル獲得に貢献。輝かしいキャリアを刻んだ一方で、パリ五輪以降の平野の姿からは、卓球選手としての“次なる一歩”を模索し、時には悩みながらも進み続ける様子が垣間見えた。
平野はKA神奈川に所属した経緯として、現女子日本代表監督を務める、JOCエリートアカデミー時代からの恩師・中澤鋭氏の存在を挙げながら、「中澤監督が日本代表に就任されてから、自分の中でこれからどうしようか、と考えるきっかけになった」と言及。前所属への感謝を述べながらも、自身の心が動いた瞬間だったと明かした。
■川面氏はスターの必要性に言及
そんな平野が下した新たな決断は個人所属への変更と、九州カリーナへの移籍だった。代表取締役の川面創氏らと、サポートしてもらうことで交渉がまとまり、平野自身も「自分で決断して成長するという自分の課題には、九州へ移籍したほうが向き合えるんじゃないかと思った」と語り、「不安ですけど、乗り越えたら強くなれると思うのでそこが自分の目標です」と新たな道に意欲を示した。
五輪2大会メダリストの平野の加入は、九州側に与える波及効果も小さくない。
会見に同席した川面氏は「すでにニュース性もありますし、早田ひな選手が日本生命レッドエルフにいて、張本美和選手が木下アビエル神奈川にいて、平野選手が九州カリーナに来る。まずはTリーグを盛り上げようと思ったらそれぞれに強い選手がいたほうが必ずいいと思う」とスター選手の必要性を挙げながら、Tリーグ全体に与える影響についても力説した。
平野は「プレーだけでなく、いろんな面でTリーグ、そして九州カリーナを広めていけるように頑張りたい」と語り、七夕でもあったこの日は短冊に「新しい環境で新ハリケーンを見せる!!」とつづり、代名詞でもあった“ハリケーン・ヒラノ”の復活を予告した。
日本生命、KA神奈川でのプレーを経て、新天地を九州に求めた平野。新たな卓球人生に進む決断を下した26歳はどのような姿を見せて卓球ファンを楽しませるのか。
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