今週はサマースプリントシリーズ最終戦、第40回セントウルS(GII、芝1200m)が阪神競馬場で行われる。
今年は、北九州記念で重賞初制覇のフリッカージャブに、アイビスSD連覇を果たしたピューロマジックが、シリーズチャンピオンを懸けて激突。加えてGI馬ママコチャや、高松宮記念2着のレッドモンレーヴ、香港からの刺客ファストネットワークなど、個性豊かなメンバーが集結し、秋の頂上決戦も見据えた激しい戦いが期待できる。
そんな中、3歳のダイヤモンドノットが、今回の「危険な人気馬」の標的となる。
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■今週も3歳馬か? 答えは「否」
ダイヤモンドノットは、京王杯2歳S、ファルコンSと芝1400mの重賞を2勝。朝日杯FSでは2着に好走し、前走NHKマイルCでは5着に善戦と、2歳時から世代の短中距離路線を引っ張ってきた。今秋からは古馬を相手に、短距離戦線でさらなる飛躍が期待される1頭。強豪相手にどこまで戦えるか注目が集まる。
セントウルSは、スプリンターズSの前哨戦となる一戦だけに、一線級のスプリンターが集う戦い。ゆえに、過去40回の歴史上、3歳馬の優勝はわずかに5回のみで、過去10年では【0.3.1.12】の成績。馬券に絡む可能性はあるものの、突き抜けて古馬の壁を突破するのは容易ではない。
芝1200mの経験値も不可欠な要素。過去10年の勝ち馬延べ10頭中8頭は芝1200mで勝利経験を持ち合わせており、残る2頭も、芝1200mの重賞で連対経験があった。ダイヤモンドノットは、2歳時以来となる久々のスプリント戦で、戦績も2戦未勝利なら、果たして得意距離と言えるだろうか。一方、芝1400mで3勝2着1回と、いかにも非根幹距離1400マイスターの予感が漂う。
■スプリント戦では古馬に一日の長
血統面では、ブリックスアンドモルタル産駒は、総じて芝1600~2000mが好走のボリュームゾーン。芝1200mでは、3勝クラス以上で【0.0.0.10】と、コースを問わず勝ち鞍はなく、馬券圏内にも絡んでおらず、適性距離としてスプリント戦は不向き。さらに父系を遡ると、ノーザンダンサー系は、過去10年のセントウルSで【0.2.1.11】と不振が続いており、信頼度はいまひとつだ。
先週の新潟記念では、3歳馬がワンツーを決めており、今週も引き続き若馬の台頭に期待が高まる。しかし、スプリント戦線では古馬が幅を利かせており、3歳馬に付け入る隙を与えない。ダイヤモンドノットも久々の芝1200mへの挑戦や、初の古馬相手、血統面での不安材料など、乗り越えるべき壁は高く、高い支持を集めるようであれば、妙味を考慮すると、少なくとも「頭」勝負は避けたい。
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