第74回神戸新聞杯(21日/GII、阪神芝2400m)には、二冠馬ロブチェン、ダービーからの巻き返しを図るコンジェスタスやグリーンエナジーなどが出走予定。
本記事では、出走各馬の追い切りを診断し、高評価の有力馬や穴馬をピックアップ。ここでは「グリーンエナジー」を取り上げる。
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目次
■グリーンエナジー
皐月賞では不利なバイアスの中を外から差し込み7着。ダービーは直前の熱発で万全を欠いただけに、上半期は不完全燃焼に終わったと言えよう。約2ヶ月半の充電を経て馬体を戻し、動きにも本来の迫力が出てきた現状には合点がいく。
1週前はWコースで戸崎騎手が騎乗し、6F82.0-65.5-50.5-36.0-10.9をマーク。やはり目を引くのが、単走でも直線で一気にギアを上げて1F10秒台へ突入しながら、フォームにまるで無理がないこと。春の大一番直前に見せた痩せ衰えた姿を思えば、馬体の張りはまるで違う。時計を出したというより、動いた結果として時計がついてきたような内容だった。最終追い切りも単走でWコース。ここは1週前に負荷を掛けているだけに、無理に時計を求めず馬なり主体。それでも直線へ向くと自然に完歩が広がり、鞍上が抱えたままスッと加速してきた。帰厩当初はやや高かったテンションも今は常識の範疇だ。
春の2冠の走りを能力の限界と考える必要はなさそう。皐月賞ではトラックバイアスに逆らって差し込み、ダービーは熱発から辛うじて出走へ漕ぎ着けた病み上がり。その経緯を踏まえれば、今回はまるで違う臨戦過程と言っていい。血統から感じさせる中長距離向きの持続力と、追い切りで見せる大きなストライド、深い後肢の踏み込みも綺麗に噛み合ってきた。何より1週前に1F10秒台まで伸ばしながら余力を残せた点に、現在の充実ぶりが表れている。春に果たせなかったものを取り戻すだけの下地は整った。最後の一冠へ向け、ようやく本来の姿で秋を迎えられたように映る。
総合評価「S」
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