大迫傑、東京マラソンは「誰よりも速く走ることに集中する」 MGCで感じた“悔しさ”

撮影:山口和幸

男子マラソンの日本記録保持者、大迫傑選手(ナイキ)が3月1日に開催される東京マラソン2020への決意を語った。

同大会は東京五輪男子マラソン最後の1枠をかけたマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)ファイナルチャレンジの指定大会。大迫選手が持つ日本記録を1秒上回る2時間05分49秒よりも早くゴールした選手がいた場合、その選手が五輪代表の一角に滑り込む権利を獲得する。

3月8日のびわ湖毎日マラソンを含めてこの設定タイムを超える選手がいなかった場合は、2019年9月15日に行われたMGCで3位に入った大迫選手が五輪代表となる。

MGCでは、富士通の中村匠吾選手が優勝。2位にトヨタ自動車の服部勇馬選手が入り、3枠ある2020東京五輪のマラソン日本代表となっている。大本命であると言われながら大迫選手は服部選手との2位争いに敗れて3位に。現在は当落のはざまにある。

そのままライバル選手のMGCファイナルチャレンジの結果を待つことも選択肢だったが、大迫選手はあえて東京マラソン出場に踏み切った。最大のライバルは元日本記録保持者で同い年の設楽悠太選手(Honda)だ。

撮影:山口和幸

MGCでの悔しさがあって、次に進んでいける

大迫選手と設楽選手がMGCで東京五輪枠を逃したのは衝撃的だった。そして最後の枠はひとつしかない

MGCでの3位という結果も、大迫選手はポジティブに考えている。モチベーションを高く維持できるタイプだからだと自己分析する。

「新しい挑戦のなかでは、常に『負け』という結果もある。MGCで負けたことも1つのモチベーションで、背中を押してくれる一歩になったかなと思うんです

撮影:山口和幸

その一方で、9月のMGCで東京五輪内定をつかめなかったのは「正直悔しい」と語る。

「2番で決まっていれば五輪に内定していたので、悔しくないと言ったら嘘になる。悔しさがあって次に進んでいけると言い聞かせたい。いい経験になったと思っているんです。僕にとって、悔しさっていうのはプラスになるんです

「まだ決まってないので、今は東京五輪のことはなんとも言えない。まずはしっかりとMGCファイナルチャレンジで代表の座を勝ち取るというのが目先の目標です。だからその先のことは後で考えていきたいです」

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