『ワールドラグビー パシフィック・チャレンジ 2020』がフィジーで開催された。2連勝で臨んだ日本は大会4連覇中だったフィジーを21-12で破り、同大会初優勝を手にしている。
『パシフィック・チャレンジ』は日本、フィジー、サモア、トンガの若手有望株たちで競う大会。ジュニア・ジャパンは6月、7月に『ワールドラグビー U20チャンピオンシップ』が控えているため、20歳以下のメンバーを多く選出して強化の意味も持たせた。
初戦でトンガと対戦した日本は和田悠一郎選手のトライで先制。一時は同点とされるも追加点で引き離し、46-10で白星発進を飾った。
2戦目のサモア戦も日本は序盤から圧倒。素早いボール回しで相手ゴールに迫り、2桁トライの猛攻で76-3の快勝を収めている。
最終節のフィジー戦は3-7とリードを許す展開になったが、スクラムから木田晴斗選手がトライを奪って逆転する。王者フィジーの猛攻を全員で守った日本は後半8分、ラインアウトからモールで敵陣深く押し込む。
最後は素早くボールを左に展開。木田選手がライン際ギリギリで飛び込みトライ。点差を21-12に広げて逃げ切った。
ワールドラグビーパシフィック・チャレンジ優勝者2020
日本代表、優勝おめでとうございます!🏆
🇯🇵🤝 🇫🇯 21- 12
World Rugby Pacific Challenge Winners 2020
Congratulations, Junior Japan for knocking Fiji from their four-year reign of the title 🏆 pic.twitter.com/8ZG1LZgrdM
— World Rugby JP (@WorldRugby_JP) March 14, 2020
ワンチームで自分たちのラグビーができた
日本に初優勝をもたらした李承信キャプテンは、この勝利に「ワンチームを作ってきたので、自分たちのラグビーができて嬉しく思います」とコメントした。
大会5連覇を目指したフィジーとの最終節も、第2節までの試合に手応えがあったため、自信を持って臨めたと答える。
「トンガ戦、サモア戦でいいゲームができていたので、自分たちのラグビーができたら勝利できると信じていました」
3月14日2020年
日本代表がワールドラグビーパシフィック・チャレンジ4年連続のチャンピオンであるフィジーを倒して、新しい歴史を作った日。
日本のラグビーには輝いている未来が待っているはず。✨
キャプテンの李選手が本試合に振り替えて語ります。👇#Oneteam #Braveblossoms #Juniorjapan pic.twitter.com/fTQ5ak8VOn
— World Rugby JP (@WorldRugby_JP) March 14, 2020
≪関連記事≫
福岡堅樹、セブンズの合宿に合流 五輪代表目指し「ここから徐々に仕上げていけるよう頑張ります!」
7人制ラグビー日本代表がウルグアイ大会優勝 主将の松井千士が決勝トライ
7人制ラグビー、チャレンジャーシリーズ初戦で3位 藤田慶和はウルグアイ大会でのリベンジを誓う
ワールドラグビー・セブンズシリーズに挑む7人制ラグビー日本代表が語る 7人制の魅力と東京五輪への展望