村田諒太の珠玉の名勝負を本人が解説「自分のヒストリーを振り返るのは初めて」

プロボクシングWBA世界ミドル級王者村田諒太選手が、『WOWOWエキサイトマッチ ~世界に羽ばたいた日本のレジェンドの試合をもう一度!<村田諒太編>』の収録に臨んだ。

村田選手は世界王座を獲得した2017年10月のアッサン・エンダム戦や、ベルト奪回を果たした2019年7月のロブ・ブラント戦などの映像を見ながら、自身の試合を解説した。

プロデビュー戦は「一番か二番に緊張した」

(c) Getty images

村田選手は2012年ロンドン五輪ミドル級金メダルを獲得。2013年8月にプロデビューしたが、今回の特集では柴田明雄さんとのデビュー戦も振り返る。当時の柴田さんはOPBF東洋太平洋ミドル級王者でプロとしてのキャリアは格段に上。

7年前のデビュー戦を「本来ならば僕と戦う必要のない柴田さんが受けてくれたので感謝しかない。あの試合はキャリアで一番か二番に緊張した」と感慨深そうに振り返る。

アルバレスと戦えるなら「どの階級にでも行く」

ブラント選手に敗れ一旦はベルトを失うが、再戦で2回TKO勝ちを収め再戴冠。2019年12月の防衛戦で若手のホープだったスティーブン・バトラー選手に5回TKO勝ちしてタイトルを守った。

村田選手の次戦はサウル・アルバレス選手と12月に日本でと伝えられている。今年3月には基本合意したとも報じられたが、その後、新型コロナウイルス感染拡大により状況が大きく変わった。

サウル・・アルバレス選手 (c)Getty Images

予定していた5月の試合が中止となったアルバレス選手は、9月にゲンナジー・ゴロフキン選手と3度目の対戦を行う案が浮上してきた。

2019年11月にWBO世界ライトヘビー級タイトルを獲得し4階級王者となったアルバレス選手について、村田選手は「いまのボクシング界で一番強いといえる選手かも。お金に加え人気、実力を備えている」と評価。

アメリカでトレーニングを一緒に行ったこともあり、たびたび目標に挙げてきたゴロフキン選手については「カザフスタンからアメリカに渡り、そこで一から上り詰めた選手」と拳だけでスターになった実力を認める。

ゲンナジー・ゴロフキン選手 (c)Getty Images

両者の決着戦の行方は「スーパー・ミドル級で戦うのならカネロ有利と思うが、ミドル級ならば五分五分。今度も判定勝負になると思う」と占う。

その勝者との対戦について「ぜひ戦いたい。カネロ(アルバレス)は難しい相手だと思うし、戦うとなると階級の問題も出てくるかもしれない。でも、カネロが戦うと言ってくれるなら僕はどの階級にでも行く」と、村田選手は意欲を見せた。

新型コロナウイルスはボクシング界にも影響

ボクシング界でも多くのビッグマッチが中止に追い込まれるなど、新型コロナウイルスの影響は確実に出ている。こうした状況について「こればかりはスポーツ界がどうこう言っている状況ではない。感染拡大をしないように各自が意識を持つしかない」と村田選手。

「ただ、ネガティブにとらえても仕方ないので、これまではこんなに子供と一緒にいる時間がなかったので、いまは家族で一緒に過ごしています。そういう時間に感謝しながら気持ちを切り替えていくしかない」

試合がない時期は「体で痛いところなどがあるので、そこを治す、リセットするいい機会かな」と前向きだが、一方で「やっぱり34歳なので、一度落ちたらなかなか復活できる年齢ではないと思っている。ましてボクシングではピークに来ている時期かなと感じているので、それを逃さないように日々の生活をしないといけないと思う」とコンディション維持にも気を配る。

村田選手が解説を務める『WOWOWエキサイトマッチ ~世界に羽ばたいた日本のレジェンドの試合をもう一度!<村田諒太編>』は4月13日 21時から WOWOWライブで放送予定。

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